今季不振にあえぐリバプールがプレミアリーグ全クラブの中で圧倒的な負傷件数を記録していることが分かった。

 マンチェスター・シティとともに近年プレミアリーグをリードしてきたリバプールだが、今季はここまで6位。UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の出場権獲得が現実的な目標となっている。その不振の理由の1つに怪我人の多さがあったようだ。

 イギリス『ザ・タイムズ』と『プレミアリーグ・インジャリース』によると、今季プレミアリーグでリバプールの選手が負傷で欠場したケースは、断トツ1位となる162件。チェルシーが124件で2位だった。

 一方、最少回数は躍進を見せるブライトンで46件。2番目に少ないのは、プレミアリーグ2位につけるシティで49件だった。また、首位のアーセナルは7番目に少ない79件だが、それでもリバプールの半分以下の数字となっている。

 リバプールの専門メディア『ディス・イズ・アンフィールド』は、昨季に前人未到の4冠(最終的に2冠)に迫った同クラブが、全コンペティションで計63試合をこなした影響を指摘。負傷件数を表すグラフでの突出ぶりに対して「狂気の沙汰だ!」など、ツイッター上での驚きの声を紹介した。