地方移住にハードルを感じる理由、3位「生活がイメージできない」…1位と2位は?
キャリアや就職・転職に特化した匿名相談サービス「JobQ(ジョブキュー)」を展開するライボ(東京都渋谷区)が、社会人の男女を対象に「2023年 地方移住の意識調査」を実施。その結果を公表しました。
「地方移住に興味がある」が約6割
調査は1月20日〜1月23日、全国の20代から50代の社会人男女(20人〜1000人以上規模の会社に所属)を対象にインターネットで実施。874人から有効回答を得ました。
まず地方移住ワークに対する興味について聞いたところ、「とても興味がある」(17.8%)、「興味がある」(17.6%)、「どちらかといえば興味がある」(24.4%)の合計が59.8%に達しました。約6割の人が地方移住に興味を持っているのが分かります。
続いて、地方移住ワークに興味があると回答した522人にその理由を聞いたところ、「首都圏よりも居住費が安い」(61.1%)が最も多く、「転職をせずに地方への引っ越しができる」(55.0%)、「自然の中で生活できる」(41.0%)と続きました。一方、地方移住ワークを検討した経験については、「経験あり」が22.3%、「経験なし」が77.7%でした。
では、地方移住を検討する上で、何がハードルになっているのでしょうか。最も多かったのは「環境が変化することへの抵抗」(35.9%)で、「移住にかかる費用」(35.2%)、「地方での生活がイメージできない」(30.8%)と続いています。
地方移住については、「期間限定で地方で仕事するお試しなどがあると検討しやすくなる」「会社の理解があれば地方移住を検討できるし仕事選びの選択肢も広がる」「転職が当たり前の時代に合わせて企業でも移住ワークの理解が進めば良いと思う」といった肯定的なコメントが寄せられています。
一方、「都会の利便性に慣れてしまうと地方暮らしは想像できない」「興味はあるけど家族を持っているので現実的には難しい」「中長期となると家族の生活や子どもの教育環境にも影響があるため難しい」などのコメントもありました。