Chromeのメモリを節約する「メモリセーバー」とバッテリーを長持ちさせる「省エネモード」がChrome 110安定版でデフォルトでオンに
2023年2月にリリースされた「Google Chrome 110」安定版で、たくさんのタブを開いたままにしている時にメモリを節約する「メモリセーバー」と、バッテリーを長持ちさせてくれる「省エネモード」機能がデフォルトでオンになりました。いずれの機能も設定画面から簡単にオン/オフを切り替えられるほか、特定のウェブサイトをメモリセーバー機能の対象外に設定することも可能です。
https://www.androidpolice.com/google-chrome-110-energy-saver-memory-features/
Google Chrome’s latest features tackle battery and memory optimizations - The Verge
https://www.theverge.com/2023/2/20/23607304/google-chrome-battery-energy-memory-ram-optimization-features-110
Googleは2022年12月、Chromeの新たな機能として「メモリセーバー」と「省エネモード」を発表しました。
Chromeにメモリを節約させる「メモリセーバー」機能が登場、バッテリーを長持ちさせる「省エネモード」も - GIGAZINE
メモリセーバーは使用していない非アクティブなタブのメモリを解放することで、使用メモリを最大40%削減するという機能です。非アクティブなタブとしてメモリが解放されたタブは、再度表示した際にリロードされます。一方の省エネモードは、ノートPCやChromebookのバッテリー残量が20%以下になった場合、スムーズなスクロールとウェブサイトのアニメーション効果を無効化し、バッテリー消費量を節約する機能となっています。
そして2023年2月にリリースされたGoogle Chrome 110安定版で、メモリセーバーと省エネモードがデフォルトでオンになりました。設定の確認や変更を行うには、Chromeの右上にあるメニューアイコンをクリックし、「設定」を開きます。
画面左端の「パフォーマンス」をクリック。
すると、メモリセーバーと省エネモードの設定画面が開きました。
メモリセーバーはオン/オフを簡単に切り替えられるほか、「追加」をクリックして特定のウェブサイトのURLを入力すれば、非アクティブなタブとして自動でメモリが解放されるのを避けることができます。
省エネモードはデフォルトだとバッテリー残量が20%以下になった時にオンとなりますが、「パソコンが電源に接続されていないときにオンにする」を選択することも可能。
省エネモードがオンになっている場合、画面右上に葉っぱアイコンが表示されます。