お笑い芸人の陣内智則とバカリズムがMCを務めるカンテレ・フジテレビ系バラエティ特番『人気ピン芸人大集合! 陣内バカリの最強ピンネタ20連発SP』が19日(16:05〜)に放送される。

お見送り芸人しんいち=カンテレ提供

ピン芸人たちが「今、絶対に見てほしい」至極のネタを披露する特番の第4弾。陣内&バカリズムは互いのネタを見て、陣内が「僕はツッコむスタイルなので、1人の演技で笑わすというのはすごいと思う」とコメントすると、バカリズムは「僕は陣内さんみたいなネタは作れない。やっぱりツッコミの目線じゃないから」とお互い大絶賛。

昨年の『R-1グランプリ』優勝者のお見送り芸人しんいちは、約半年間温めていたという漫才師をターゲットにした“攻めた”ネタを披露。今や毒舌キャラが定着しているしんいちは、「芸を見て陣内、バカリに『変わったな』と言ってほしい」とアピールするが、果たして2人の評価は。そして、定番の“叫び芸”に皮肉を交えたおいでやす小田、自身が演じるあのおなじみのキャラクターに扮するネタを披露した友近、女子の“あるある”をネタにしたヒコロヒー、独特の世界観のネタで会場を魅了したゆりやんレトリィバァらが登場し、MC2人も「本当にレベルが高い」「ちょっと焦った。新しいネタを作らないと」とクオリティに太鼓判を押す。

番組の最後には、4日(19:00〜)に生放送される『コーエーテクモゲームス PRESENTS R-1グランプリ2023』決勝戦の審査員が発表される。

コメントは以下の通り。



■陣内智則&バカリズム

――収録を終えての感想は?

陣内:ピン(芸人)だけをフィーチャーしてくれるっていうのは本当にありがたいです。今回は豪華なメンバーだったので面白かったですね。さすがなメンバーが集まったなって思いました。

バカリズム:ちょっと焦りましたね。新しいネタ作らなきゃいけないな……って。世代的に『R-1グランプリ』よりも上の世代の人たちだから、ほんとにレベルが高いんですよね。

――特に「強いな〜」と気になった方は?

陣内:僕はしんいち。やっぱり、改めて、あいつはイカれてるなと思いました。でも面白いですよね。あいつの、ちょっとかわいげのあるところだし、毒っ気もあって。

バカリズム:僕はゆりやんさん。好みは分かれると思うんですけど、僕は大好きですね、ああいうシステムのネタは。結構細かいところにもこだわりがあって。面白かったですね。

――ピン芸人の歴史を振り返って、改めて気づいたことは?

陣内:僕らもそうですけど、コンビを組んでいて別れて、1人でもう一回やり直してやるじゃないですか。だから、本当に当てよう! っていうのがあるんでしょうね。何かのワードを作り出した人が、世間でパっと輝くようになったのかなって思いました。

バカリズム:ワードは振り返るとやっぱり言いやすいとか日常生活に入れやすい言葉がはやるんだなと思いましたね。面白さよりも使いやすさっていうんですか。コンビからピンになって売れた人ってやっぱ執念なんですよね、もう失敗できないから。僕もそうですけど。

――今回の番組に関しての視聴者へのメッセージを一言。

陣内:ピン芸人の面白さをもうちょっと分かってもらいたいというのと、ネタをしてくれた人達はほんとに面白いし、R-1に向けて注目をしてくれたらなという感じですね。

バカリズム:ピン芸人ってコンビとかトリオに比べて単純に人数が少ないっていうのもあるんですけど、こう見ているとピン芸人ということが気にならなくなるというか、単純にネタ番組として面白いので、そこまでピンを意識するというよりも単純にネタ番組として楽しんでいただければと思いますね。

■お見送り芸人しんいち

――いきなり攻めたネタをされましたね?

攻めたというか、やっぱりウソをつけない性格なんで、フリなしでいってみたらどうなるのかなと思って1回やってみたかったんですよ。僕の中で攻撃しているつもりはなくて、あくまでも思ったことが歌詞になっているだけで、誰かを傷つけようという気は1ミリもございません。

――なぜ漫才師をターゲットに?

どうしても、(R-1グランプリで)優勝した後に「どうせ2カ月ぐらいで終わるとか、R-1はあーだ、こーだ」という声がネットとかいろんなところから聞こえてきて……、やっぱり漫才師のM-1はすごいね、とかみんなに言われるのが悔しかったので。僕も漫才師スタートだったので、もう一回改めて漫才を見てみようと思って、漫才師さんってこういう一面かっこいいなとか、こういう一面素晴らしいなっていうので歌詞にしたんですよ。