三菱UFJ信託銀行は13日、株主総会においてインターネットにより議決権行使した株主に電子ギフトを贈呈するサービスの提供開始を発表した。

ギフトパッド社との提携により提供するサービスは、株主名簿管理人である三菱UFJ信託銀行のインターネット議決権行使サイト(e-voting)からギフト応募画面に遷移することで議決権を行使した株主が電子ギフトに応募できるようになる。同社によると株式名義管理人である信託銀行が議決権行使に応じ電子ギフトを提供するのは日本初の試みで、バイオテクノロジー企業のユーグレナが最初の企業として株主総会に導入する予定。

サービスのスキーム図(同社資料より)

会社法改正による総会資料の電子提供などが進み、インターネットによる議決権行使は年々上昇しているが、同社によれば過半数が書面行使で欧米と比較すると課題がある。株主の地理的要因を排し、株式を発行する企業の郵送コストや社会への環境負荷を削減するインターネットによる議決権行使を進めることで株主総会DXを促進していこうという考えだ。

インターネットによる議決権行使の推移(同社資料より)