AMCの代表作 AMCイーグルワゴン(1984年式)落札価格は? BHオークション×ヤフオク!結果
珍車が1円スタート 結果は?
オークションハウス「BHオークション」は、「ヤフオク!」とコラボレーションし、希少価値の高い名車に特化した第16回「コレクションカーオークション」を開催。
【画像】今はなき「AMC」【AMCイーグルワゴンの内外装を詳しく見る】 全64枚
今回のオークションは、和歌山県発の大人気アウトドアショップ「Orange」本店に展示されていた希少なヴィンテージカー全13台が出品された。
AMCイーグルワゴン BHオークション×ヤフオク!
スタート価格はすべて1円から。「誰もが参加できる」オークションとして開催された。
出品される個体は、「Orange」のYouTubeチャンネルや、各種イベントで話題となったカスタムトラック2台をはじめ、国内では極めて入手困難なアメリカ製のキャンピングバンなど、「Orange」代表池田道夫氏が長年かけて収集した珠玉のコレクションが揃う。
2023年1月22日に判明したオークション結果をそれぞれ紹介する。
「AMCイーグルワゴン」のオークション結果
スタート価格:1円
落札価格:73万3000円(税込:80万6300円)
入札数:109
AMCイーグルワゴンの詳細
「イーグル」は、革新的なメカニズムと優れたデザインをあわせ持った「AMC」代表作の1つ。
出品された個体はその「イーグル」の最上位グレード、1984年式の「リミテッド」モデル。
AMCイーグルワゴン BHオークション×ヤフオク!
この個体も購入時から一切手を加えておらず、パーツの交換などはされていないという。
いっぽう、状態は四半世紀前の車両ということで、ボディ全体に多少のヤレが確認できる。
外装はウッドパネルをモールで囲ったカントリーライクなデザインとなっており、現代にはない当時の流行を感じさせる。
内装は外装にあわせてブラウンで統一。
ダッシュボードとドアトリムにもウッドパネルがあしらわれ、ハンドルを握っていても「イーグル」が持つ密度の高い雰囲気を味わうことができる。もちろんこれらのインテリアも高いオリジナル度が維持されている。
そして、クロスオーバーSUVの先駆けとして知られる 「イーグル」はその実用性の高さも魅力だ。
その所以は「AMC」が当時保有していた「ジープ」ブランドの4WDシステムを採用した点にある。
そのため悪路走破性は高く、積雪の多い地域はもちろんハンティングからキャンプ、軽いレジャーにも気軽に使用できたため、当時から幅広い層に支持された。
さらにこの個体にはオプションのパートタイム式4WDを搭載しており、この利点がより強調されている。
搭載するミッションは3速AT。パワートレインは115psを発生する直6OHV 4.2リッターを搭載する。マルチスパーク型点火システムを備える。
「AMC」という今はなきブランドが持つ希少性とデザイン、そして優れた機能性は魅力的といえる。