【海外発!Breaking News】車内に置き去りの犬があえぐ姿に怒りの声 飼い主はウォーターパークに(豪)<動画あり>
今が夏にあたる南半球のオーストラリアでは、学校も休みに入り家族連れで出かける機会が増えている。そんな夏真っ盛りのオーストラリアで今月11日、ウォーターパークの駐車場に停めてあった車に置き去りにされた2匹の犬が救出された。当時の様子はカメラが捉えており、あまりにも身勝手な飼い主に怒りの声が殺到している。『Herald Sun』などが伝えた。
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豪北東部クイーンズランド州ゴールドコーストのウォーターパーク「ウェット・アンド・ワイルド」の駐車場で11日、小型犬2匹が鍵がかかった車の中に置き去りにされているのが発見された。
警察が通報を受けたのは午後2時頃で、車のナンバープレートから所有者を割り出したものの連絡がつかず、パーク内では飼い主に向けて何度もアナウンスが流されたが反応はなかった。
現場に駆けつけた英国動物虐待防止協会(RSPCA)の検査官ベン・ニューマンさん(Ben Newman)によると、犬たちは当初呼びかけに応えていたものの、次第に元気をなくしていったそうで、当時のことを次のように語っている。
「外気温が28度にまで上がると、1匹の犬があえぎ始め、後部座席に横たわったまま呼びかけに反応しなくなりました。そこでこのままでは命に関わると、窓ガラスを割って2匹を救出する決断を下したのです。」
なお当時の動画では、ポメラニアンと思われる白い被毛の犬が体を震わせ、息も絶え絶えでいるのが見て取れる。ベンさんは「2匹が置き去りにされた車の中はまるでオーブンのようでした。もしあのタイミングで発見されていなければ2匹の命はなかったでしょうね」と憤る。
こうして救出された2匹は、必要な水分補給を受けてから近くの動物病院に運ばれており、幸いなことに熱中症などの症状は見られなかった。
一方で2匹の飼い主はというと、豪東南部に位置するニューサウスウェールズ州から休暇を利用してウォーターパークを訪れていたそうで、その日は朝から遊んでいたという。彼らが車に戻ってきたのは2匹が救出されてから2〜3時間後のことで、窓ガラスが粉々に割れているのを見て初めて2匹の救出劇を知ったようだ。
『7NEWS Australia』によると、クイーンズランド州では犬を暑い車内に放置した場合、最高で約4万豪ドル(約357万円)の罰金や1年の懲役刑に科せられるが、今回のケースでは飼い主が罪に問われることはなかったという。
ベンさんは「飼い主は過去に問題を起こしたことがなく、今回は警告をしただけで2匹を引き渡しました。ただ彼らには『あなたたちはたまたまラッキーだっただけ。犬たちの命に関わる最悪のケースも考えられたのですよ』とかなりきつく言い聞かせました。彼らはその後、深く反省した様子でした」と述べている。
ちなみにこのニュースには、「これは酷い」「まるでスロークッカーに入れられたようなのだろうね」「飼い主はなぜ有罪ではないのか?」「一生動物を飼えないようにすべきだよ」「いったいいつになったら、子供やペットの置き去りのニュースがなくなるのだろう」「夏なのに犬を車内に放置して、自分はプール? 常識がなさすぎる」といった怒りの声が寄せられており、RSPCAは「ペットを車内に置き去りにすることは絶対しないで」と呼びかけている。
画像は『Herald Sun 2023年1月13日付「Dogs rescued from carpark of Gold Coast’s Wet’n’Wild」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
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豪北東部クイーンズランド州ゴールドコーストのウォーターパーク「ウェット・アンド・ワイルド」の駐車場で11日、小型犬2匹が鍵がかかった車の中に置き去りにされているのが発見された。
現場に駆けつけた英国動物虐待防止協会(RSPCA)の検査官ベン・ニューマンさん(Ben Newman)によると、犬たちは当初呼びかけに応えていたものの、次第に元気をなくしていったそうで、当時のことを次のように語っている。
「外気温が28度にまで上がると、1匹の犬があえぎ始め、後部座席に横たわったまま呼びかけに反応しなくなりました。そこでこのままでは命に関わると、窓ガラスを割って2匹を救出する決断を下したのです。」
なお当時の動画では、ポメラニアンと思われる白い被毛の犬が体を震わせ、息も絶え絶えでいるのが見て取れる。ベンさんは「2匹が置き去りにされた車の中はまるでオーブンのようでした。もしあのタイミングで発見されていなければ2匹の命はなかったでしょうね」と憤る。
こうして救出された2匹は、必要な水分補給を受けてから近くの動物病院に運ばれており、幸いなことに熱中症などの症状は見られなかった。
一方で2匹の飼い主はというと、豪東南部に位置するニューサウスウェールズ州から休暇を利用してウォーターパークを訪れていたそうで、その日は朝から遊んでいたという。彼らが車に戻ってきたのは2匹が救出されてから2〜3時間後のことで、窓ガラスが粉々に割れているのを見て初めて2匹の救出劇を知ったようだ。
『7NEWS Australia』によると、クイーンズランド州では犬を暑い車内に放置した場合、最高で約4万豪ドル(約357万円)の罰金や1年の懲役刑に科せられるが、今回のケースでは飼い主が罪に問われることはなかったという。
ベンさんは「飼い主は過去に問題を起こしたことがなく、今回は警告をしただけで2匹を引き渡しました。ただ彼らには『あなたたちはたまたまラッキーだっただけ。犬たちの命に関わる最悪のケースも考えられたのですよ』とかなりきつく言い聞かせました。彼らはその後、深く反省した様子でした」と述べている。
ちなみにこのニュースには、「これは酷い」「まるでスロークッカーに入れられたようなのだろうね」「飼い主はなぜ有罪ではないのか?」「一生動物を飼えないようにすべきだよ」「いったいいつになったら、子供やペットの置き去りのニュースがなくなるのだろう」「夏なのに犬を車内に放置して、自分はプール? 常識がなさすぎる」といった怒りの声が寄せられており、RSPCAは「ペットを車内に置き去りにすることは絶対しないで」と呼びかけている。
画像は『Herald Sun 2023年1月13日付「Dogs rescued from carpark of Gold Coast’s Wet’n’Wild」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)