Windows 11のデスクトップを日替わりで美しい画像を表示する標準機能の使い方

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毎日、Windowsのデスクトップに新しい風景画像が自動的に表示されたら楽しいだろう。従来のWindowsではフリーソフトを使うしかなかったが、最新のWindows 11では標準機能で可能となった。

今回は、その設定方法を紹介しよう。


●デスクトップの壁紙を毎日変更する設定
Windowsのデスクトップには、ユーザーが自由に壁紙ファイルを設定できる。
また、テーマを設定したり、スライドショーを選択したりすることで、複数枚の美しい画像を自動的に切り替えることも可能だ。

ただし、インターネットから画像を取得して、毎日、新しい画像を自動的に表示する機能はなかった。それが最新のWindows 11(22H2)では可能になっている。
設定方法は次のとおりだ。


デスクトップを右クリックしてメニューを開き、[個人用設定]を選択する。



[背景]を選択する。



[背景をカスタマイズ]で「Windowsスポットライト」を選択する。



背景画像が変化し、デスクトップに「この写真の詳細」というアイコンが表示される。


表示されるのはマイクロソフトの検索サイトであるBingで検索された画像ファイルだ。日々、美しい風景画像が検索されて、表示される仕組みとなっている。

また、デスクトップの「この写真の詳細」アイコンを右クリックし、[次の画像に切り替える]を選択すると、別の画像に変更することも可能だ。また、同メニューで[開く]を選択すれば画像についてBingで調べることができ、画像を評価することもできる。

なお、この機能は「Windowsスポットライト」と呼ばれる。
以前からWindowsのロック画面では利用できていた機能だが、それがデスクトップの壁紙でも利用可能になったということだ。


「この写真の詳細」アイコンを右クリックし、[次の画像に切り替える]を選択する。



別の画像に切り替わる。



●マイクロソフトの公式ツールBing Wallpaperはどうなる?
デスクトップの背景画像をランタムに切り替えるツールは、フリーソフトの世界では昔からたくさんあった。マイクロソフト自身も「Bing Wallpaper」という公式ツールを公開している。

今回、OSの標準機能として用意されたことでBing Wallpaperがどうなるか確認してみたが、問題なく利用できる。ただし、WindowsスポットライトとBing Wallpaperを同時に有効にすることはできないようだ。Bing Wallpaperを有効するとWindowsスポットライトが無効になり、その逆も同様だ。

表示される画像も異なるようなので、Bing Wallpaperをインストールし、両方の機能・ツールを使ってさまざまな画像を楽しむのも問題なさそうだ。興味があれば、インストールしてみてほしい。


Bing Wallpaperを使っても、デスクトップの壁紙を毎日変更できる。



Bing Wallpaperのアイコンを右クリックして[設定]をクリックし、[毎日壁紙を更新]をチェックすれば、デスクトップの壁紙が毎日更新される。


Bing Wallpaper
Bingの美しい画像をWindowsデスクトップに表示! マイクロソフトの公式ツールの使い方


井上健語(フリーランスライター)