東京最強格の「チキン南蛮」とは？甘酢もタルタルも完璧な「チキン南蛮定食」を『練馬食堂汁とめし』で食べてきた

2022年11月3日 10時49分

『練馬食堂汁とめし』のチキン南蛮が旨い理由とは？｜食楽web

　たっぷりとタルタルソースがかかった揚げたての「チキン南蛮」。もとは九州・宮崎県の郷土料理でしたが、いまやその名は全国区、町の食堂でもお弁当屋さんでも居酒屋さんでも定番人気のメニューです。

　カラアゲニストとして、日々“から活＝からあげ食べ歩き活動”に勤しむ筆者は、時々このチキン南蛮が無性に食べたくなります。頼むつもりもないのに、メニューの中に発見すると、思わずオーダーしてしまったり。そんな不思議な魅力と魔力を持つ食べ物だと思います。

　そして美味しいチキン南蛮を食べたいときに、筆者がいつも行くのが、西武池袋線・練馬駅からほど近い『練馬食堂汁とめし』。

西武池袋線・練馬駅から徒歩5分ほどの場所にある『練馬食堂汁とめし』

　こちらの「チキン南蛮定食」（790円）は第13回からあげグランプリ・チキン南蛮部門で金賞を受賞した逸品で、筆者も初めて食べたときはその美味しさに驚きました。一体どんなチキン南蛮なのか、その魅力をレポートしていきましょう。

旨いチキン南蛮に加えてご飯とお新香は食べ放題！

ご飯はこちらのコーナーで好きなだけ自分でよそいます。おかわりも自由。小鉢は好きなものをひとつ選べます。筆者はオクラ納豆をセレクトしました

　こちらの定食はすべて、ご飯はおかわり自由、小鉢は数種類ある中から好きなものをひとつ選べます。そのほかキムチ、らっきょう、お新香2種も食べ放題と、腹ペコ野郎にはかなり嬉しいシステム。

　オーダーから数分後に「38卓のチキン南蛮定食のお客さま～！」と店員さんの元気な声が響き渡ります。これが聞こえたら、厨房の前まで定食を受け取りに行く合図ですね。

チキン南蛮定食。小鉢は好きなものを選択できる。キムチにらっきょう、お新香2種は食べ放題！味噌汁は具だくさんで超絶美味！

　この時点でトレイにのっているのはメインのチキン南蛮と味噌汁のみ。ご飯とお新香類は自分で好きなだけよそい、好きな小鉢をひとつ選んでテーブルに戻り実食、という流れです。今回、小鉢はオクラ納豆を選んだ筆者、ご飯もほどよくよそって、さあいただきます！

好きなものを選べる小鉢。今回はオクラ納豆をチョイス。小鉢の追加は70円

　甘酢をからめてタルタルソースをたっぷりとかけたからあげは、1個50～60gほどはありそうなデカさ。それが3個も盛り付けられています。チキン南蛮というと、もも肉を一枚平べったくのばして揚げる形状をイメージしがちですが、最近はこういったスタイルもメジャーになりつつあります。

甘酢をからめたジャンボからあげにタルタルソースがたっぷりと！

　さて、まずはタルタルソースをひと口ペロリ。酸味はほとんど感じません。しかし一般的なものよりもミルキー＆クリーミーで、ほんのりとした甘さと旨みを感じます。うーん、旨い！

このタルタルソースがまた旨いのなんの

　からあげのサイズがあまりに大きく「食べにくそうだな…」と思うかもしれませんが、ひと口目でその予断を撤回したくなるはず。衣も肉も、すんなりと歯を受け入れてくれます。さっくりと噛み切れて、むしろからあげのほうから口の中に飛び込んできてくれている印象。

　さらに筆者が驚いたのは甘酢の美味しさ。コク深く香ばしい！こんな甘酢は初体験です。タルタルソースとの相性もバツグンで、後を引く味わいです。肉の断面にこの甘酢＆タルタルをしっかり付けて食べれば、肉の旨みも加わって美味しさ倍増です。

チキン南蛮だけでなく、普通のからあげも激ウマ！

単品のからあげ。これまたデカくてボリューム満点！

　ちなみに、こちらは普通のからあげもめちゃくちゃ美味。今回はからあげの単品（530円）もオーダーしたのですが、これまたビッグサイズ。サックリ感とパリッと感が入り混じったような食感の衣の下の肉は、適度な弾力があって最高のひと言。軽く歯を押し当てただけで旨みがじわって染み出してくるよう。肉汁もトロッとした心地よさを舌に与えてくれます。