Microsoftは現地時間2022年10月18日、Windows Terminalが標準のターミナルアプリになったと公式ブログでアピールした。Windows Terminalは既存のWindowsコンソールが含んでいた問題を解決するため、2019年5月から提供を開始している。Windows 11以降は標準インストールアプリケーション(以下、アプリ)となった。

Windows 11側およびWindows Terminal側でも、標準ターミナルアプリの設定を設けている

MicrosoftはWindows Terminalが好まれる理由として、タブ単位で指定するプロファイル機能、タブおよび画面分割を行うペイン機能、コマンドパレット、カスタマイズ機能を列挙している。

Windows Terminalのプロファイル機能

Windows Terminalのペイン機能

MicrosoftはMicrosoft Teams、Microsoft Edgeなど各アプリでコマンドパレットをサポートしているが、当然ながらWindows Terminalも早い段階からコマンドプロンプトに対応させた。CUI派にはさほど重要ではないが、Windows Terminal自身を制御する際の操作に役立つ。

Windows Terminalのコマンドパレット機能

カスタマイズ機能は基盤となるJSONファイル、その後のバージョンアップを重ねて、GUIの設定ページで可能になる仕込みだが、このあたりはGUIに慣れたユーザーに親切とはいいがたい。コマンドライン操作に慣れていれば難なく操作できるが、使いこなすには公式ドキュメントの参照が必要になるだろう。

Windows TerminalのJSONファイル