どうしてこうなった!?娘を抱っこして「写ルンです」で撮影したら「行方不明の父」みたいな雰囲気に

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Twitterに投稿された父娘の写真が、18万件近くのいいねを集め話題になっている。

「そんなにいいねがつくなんて、どんな素敵な写真なんだろう」とお思いの皆さま、こちらをご査収いただきたい…。

父がおぼろげ過ぎる

この写真を投稿したのは、昨年8月に1児の父となった木本 仮名太(@kimotokanata)さん。

生まれたばかりの娘さんを抱っこする木本さんを「写ルンです」で撮影したものだが、現像したところ、なぜか顔の部分だけ暗くなっている。木本さんは「行方不明の父を探すための唯一の手がかり過ぎて笑ってしまった」そう。

確かに映画やドラマだったら「人を探しているけど顔がわからない写真しかない」シチュエーションに使われていそうな写真だ。

写真を見たTwitterユーザーからも「回想シーンでよくある光景」「表情がなくても深い愛情を感じることができるのが不思議」といった声が集まっている。

娘誕生時に写ルンですで撮影した写真を現像したら「行方不明の父を探すための唯一の手がかり」みたいになった話

微笑ましいはずの写真がなぜ「行方不明の父」風の仕上がりになってしまったのか。はっきりした原因はわからないが、リプライの中には、撮影してしばらく経ってから現像に出したとのことなので、何らかの理由でフィルムが劣化してしまった結果かもしれないと推測する声もある。

木本さんに、写真を見た時の想いなどを聞いた。

どんな写真を撮ったか完全に忘れていた

このお写真を撮られたのはいつ頃でしょうか?

娘が生まれてすぐの、昨年8月末です。

撮影時の状況・心境を教えてください。

写ルンです」は撮り直しがきかないため、動かないで寝ているときを狙って撮った覚えがあります。

このときの心境は、ツリーにぶら下げているはてなブログの出産当日を書いた記事に、詳細があります。

写ルンです」を今現像したわけを教えてください。

節目ごとに撮影をしていたら、撮り終わるのが一年以上かかって今になりました。

写真の現像が仕上がった時のお気持ちを教えてください。

撮影者である妻は「写ルンです」初体験で、まったく予想外の出来で面白かったようです。

私もどんな状態で撮ったか完全に忘れていたので、懐かしさより面白さの方が勝ちました。

「あ、顔隠れてるしTwitterに載せられるな」と思い投稿しました。

写真はもちろん加工などしていないもの。「他のもこんな感じで光源大切なんだなあ、今のスマホカメラって進化してんだなあと思いました。」と感想をつぶやいている。

他にも印象的なお写真はありましたか?

別日もやっぱり怪しげな写真がありました。

『我が子を食らうサトゥルヌス※』みたいです。

※スペインの画家、フランシスコ・デ・ゴヤの絵画。ローマ神話に登場するサトゥルヌスが、自分の子に殺されるという予言に恐れ、子を次々に呑み込んでいったという伝承をモチーフにした作品。

これは喰ぅとる

 

素敵な思い出より面白さが上回ってしまった「写ルンです」の写真。それもまたいい記念として、これからもたくさんの思い出写真を残しながら、家族皆で素敵な日々を過ごしていくことを願うばかりだ。

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