ちむどんどん「許容限度を超えた表現」に元農水副大臣が苦言 「制作現場に適切な助言をしたほうが良い」
元農林水産副大臣で元参院議員の礒崎陽輔氏が、NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」にツイッターで再び苦言を呈した。
磯崎氏は8月14日にも同作を批判。そのときは、脚本の論理性が崩壊しているなどとして、「NHKは猛省する必要があります」と訴えていた。
「NHKの朝ドラとしては...」
沖縄の本土復帰50年に合わせて放送されている「ちむどんどん」。 ツイッターでは、暢子や、その兄妹の姿に対して憤慨したり、作品への不満を述べたりする声が上がり続けてきた。
礒崎氏は8月14日にツイッターで、「脚本の論理性が崩壊しています。私自身沖縄振興の関係者として残念であり、既に手後れかもしれませんがNHKは猛省する必要があります」と苦言を呈したことで注目を集めていた。
そんな礒崎氏は9月3日に再びツイッターで「ちむどんどん」に言及した。
「脚本の論理性の問題はもとよりですが、今週も妹の恋人を『お古』と呼んだり、病院の見舞客が数珠を持参するなどNHKの朝ドラとしては許容をの限度を超えた表現がありました」
実際、8月31日放送の第103回では、ヒロイン・暢子(黒島結菜さん)に想いを寄せていた幼馴染の智(前田公輝さん)が失恋後、暢子の妹の歌子(上白石萌歌さん)と急接近。その雰囲気を察した沖縄県人会の健男(与座よしあきさん)が「智は暢子ちゃんに振られたから妹の歌子ちゃんに乗り換えたわけ?」「つまりは姉のお古。お下がりの智と......」と発言する場面があった。
さらに9月1日放送の第104回では、智が事故に遭い入院。瀕死だと思い込んだ沖縄県人会会長の三郎(片岡鶴太郎さん)が、黒い着物に数珠を手にして病室に駆けつけるというシーンも描かれていた。
礒崎氏はこれらのシーンを問題視。投稿では、「収録済みなのかもしれませんが、しかるべき人が制作現場に適切な助言をしたほうが良いのではないでしょうか」との苦言も呈していた。