いろいろと無茶苦茶なことになっています。

荒唐無稽の350km/hミステリーアクション映画が日本公開


依頼を受けて超高速列車「ゆかり号」に乗ったレディバグ(ブラッド・ピット)だが…(映画『ブレット・トレイン』より)。

 日本高速電鉄(NIPPON SPEEDLINE)は2022年9月1日(木)、超高速列車「ゆかり号」の運行を開始しました。なお、車内では複数の殺し屋からの襲撃が予想されますので、注意が必要とのことですーー。

 以上の段落は架空のできごとですが、そんな内容のハリウッド映画『ブレット・トレイン』がきょう1日、公開となりました。原作は伊坂幸太郎『マリアビートル』で、監督は『デッドプール2』を手掛けたデヴィッド・リンチ、主演はブラッド・ピットで、日本からは真田広之が出演しています(敬称略)。

 原作にあわせて日本の新幹線を舞台にした、ミステリー・アクション・エンターテインメント。夜に煌めく高層ビル街を抜けていく超高速列車は、ある依頼を受けた主人公を目的地へ運ぶはずでしたが、次第に車内は不穏な雰囲気になっていきます。果たして主人公はミッションを無事完遂することができるのでしょうか。

 舞台は日本ですが、撮影は本国・アメリカで行われました。車窓風景などはCGで再現されています。しかし公開に先立って8月23日(火)、主要キャストやスタッフが来日。実際の新幹線「のぞみ」を1編成貸し切って、東京〜京都間の車内で会見を実施。「動くレッドカーペット」が実現しました。

 実際の新幹線に乗ったブラッドの感想は「まるで撮影現場にいるような気分だった。特別な乗り心地だったよ!続編があったらまたぜひ乗りたい!」と絶賛。映画本編でのクレイジーな体験とは打って変わって、リラックスした表情だったとのことです。

 なお、新幹線を下りた一行は京都駅の宮川信太郎駅長と対面したあと、JR東海ツアーズ京都支店でポスターにサイン。店舗では10月10日(月)まで、このポスターや撮影に使われたセットの座席など「ブレット・トレイン」に関する展示を行っています。