ソニーはXperiaの新モデル「Xperia 5 IV」を発表しました。近年のXperiaで顕著なプロユースも叶えるエンタメマシン化が、Xperia 5でも実現されています。前モデル「Xperia 5 III」から、主にディスプレイ、カメラやオーディオで大きく進化。その詳細をお届けします。

 

カラーバリエーションはブラック、エクリュホワイト、グリーンの3色。156×67×8.2mmで前モデルよりコンパクトながら、バッテリー容量は5000mAhに増加。ワイヤレスチャージやおすそわけ充電に対応しています。(※Xperia 5 III…157×68×8.2mm、4500mAh)

 

ディスプレイも前モデルと比較し、輝度が50%向上して視認性がアップしたほか、視聴環境に応じて、白飛びや黒つぶれを軽減し、コンテンツの明暗をしっかり再現する「リアルタイムHDRドライブ」を搭載しています。

 

カメラは、すべてのレンズに120fps高速読み出しセンサーを搭載。後述する「リアルタイム瞳AF」や広いダイナミックレンジ、4k 120fps ハイフレームレート/スローモーション撮動画影などの撮影性能が実現されました。

 

動画撮影は、4K 120fpsのスローモーション撮影が可能なほか、BASICモードで「瞳AF」や「オブジェクトトラッキング」を搭載。安定した動画をエモーショナルな表現力を持って生み出すことが可能になりました。

 

写真撮影では、20fpsのAF/AE連写撮影とHDRにより、豊かな色彩と高コントラストな写真が撮れる「HDR連写」が可能です。

 

また、すべての焦点距離で高精度に瞳を検知する「リアルタイム瞳AF」(人物/動物)や、AIによる距離情報解析によって、動く被写体にもピントを合わせ続けることができる「リアルタイムトラッキング」を搭載しています。

 

フロントカメラはセンサーサイズが従来の1/4インチから1/2.9インチへと大きくなり、4K HDR撮影に対応。画素数も800万画素から1200万画素にアップしました。明るくノイズが少ない自撮りが可能です。

 

新構造のフルステージステレオスピーカーは、前モデルより最大音圧約30%、低音域(100-200Hz)の音圧が20〜50%向上。スピーカーユニットには専用エンクロージャーを搭載し、筐体の振動による不要な音を抑制。マグネット増強による駆動力の強化と、大振幅に対応する各部の構造の改良が行われています。

 

クラウドプロセシングで、ノイズや部屋の残響特性の除去を行い、真空管マイクの周波数特性やスタジオ録音機材の繊細・良質な響きを再現し、ハイクオリティのレコーディング体験を提供する「Music Pro」も搭載しています。(※月額課金制。初月100MBのデータ高音質化まで無料)

 

その他、「ゲームエンハンサー」のライブストリーミング機能では、視聴者のチャットをオーバーレイで表示可能なほか、ストリーミング画面のレイアウトを簡単にカスタマイズ可能です。

 

Xperia 5 IV SPEC●SoC:Snapdragon 8 Gen 1 Mobile Platform ●ディスプレイ:6.1インチ 21:9 FHD+ 120Hz OLED ●RAM:8GB ●ROM:128GB、256GB ●リアカメラ:1200万画素(16mm超広角・24mm広角・60mm望遠) ●バッテリー:5000mAh ●サイズ:156×67×8.2mm ●質量:172g