今季5度目となる1試合2発を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

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一体何発打てば勝てるのか…米メディア言葉失う「エンゼルスにしかできない」

■アスレチックス 8ー7 エンゼルス(日本時間5日・アナハイム)

 エンゼルス大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、本拠地でのアスレチックス戦に「2番・指名打者」で出場し、今季5度目となる1試合2発を放った。チームもメジャータイ記録のソロ7本塁打と打ちまくったが、まさかの敗戦。米メディアも呆れた様子で、大谷への同情の声が相次いだ。

 初回1死で、大谷が逆方向に先制の23号ソロ。これが号砲とり、2回以降はスズキ、ウォード、アデル、ウォルシュと続き、7回2死では再び大谷が24号ソロ。さらに9回にはモニアックにも一発が飛び出し、球団新記録を打ち立てた。ただ、全部ソロで7得点。それでも十分かと思いきや、倒壊8失点で2連敗となった。

 スポーツラジオ局「WFAN Sports Radio」の司会者ロリ・ルビンソン氏は「信じられない。7本塁打(うちオオタニが2発)して試合に負ける。これはエンゼルスにしかできない。FAになるとき、あなたがオオタニの立場ならなぜ残りたいと思うだろうか?」と首をかしげる。

 米スポーツ専門誌「スポーツイラストレイテッド」のマット・マーテル記者も「ちょっと待て、エンゼルスは7本塁打して(オオタニが2本、モニアックが1本)、それでも試合に負けたのか」とポツリ。ニューヨーク・ポスト紙も「チームが7発打てば普通なら(試合に)勝利すると想定するものだ。エンゼルスはどういうわけか負けた」と信じられないようだった。

 トレード期間が終わり、大谷は残留。勝てないチームに居続けることに批判の声も上がる中、それを正当化してしまうような強烈な敗戦。エンゼルスの窮状に、なかなか明るい兆しが見えない。(Full-Count編集部)