写真・共同通信

「選んでもらえるなら、プレーしたい気持ちはもちろんある」

 異例の所信表明だった。MLBオールスター戦前日の18日(現地時間)、大谷翔平(28)が’23年3月のWBCへの出場意欲を語ったのだ。

 半年以上先の大会参加をなぜ表明したのか。

「大谷は’15年に出場した『WBSCプレミア12』の準決勝、韓国戦で7回11奪三振で無失点と、完璧な投球を見せた。3-0で残りを救援陣にまかせたが、まさかの逆転負け。ベンチで相手選手の喜ぶ姿を睨むように見つめていました。悔しかったのか、翌日はオフにもかかわらず、一人グラウンドで練習していた。日の丸への思いは当時から人一倍強かったですね」(取材カメラマン)

 かねてから「ヒリヒリする試合をしたい。勝ちたい」と語ってきた大谷。今季のエンゼルスは、大谷が投げないと勝てない試合が続いている。

 飢える狼が「ヒリヒリする場」としてWBCに照準を合わせた―。