「棚田親水公園」など25駅が新たに設置される予定です。

生活に密着した利用を図る


日田彦山線のキハ147形(2007年、恵 知仁撮影)。

 JR九州は2022年6月30日(木)、2017年の豪雨で被災しバス代行が続くJR日田彦山線の添田〜夜明〜日田について、2023年夏にバス大量輸送システム「BRTひこぼしライン」として再開業するのをうけ、駅の設置計画を発表しました。

 駅の数は鉄道時代の12駅から一気に25駅増加し、全37駅。地元自治体や関係機関と連携し、学校や病院など生活に密着したエリアを中心に駅を新設。「これまで以上に便利な交通機関になるよう目指してまいります」としています。

 全40kmのうち、添田〜彦山は一般道、彦山〜宝珠山は専用道、宝珠山〜日田は一般道を走行します。専用道は4379mの「釈迦岳トンネル」を含む旧鉄道敷を再利用した14kmの区間で、信号や渋滞に影響されることなく定時性を確保します。

 光岡〜日田の日田市役所前など3駅は、朝夕の一部便のみ経由します。

 今後、ダイヤや、運賃、車両などは別途決まり次第発表されるとのことです。

 JR日田彦山線は福岡県北九州市の城野駅から、田川後藤寺駅を経由し、大分県日田市の夜明駅までを結ぶ68.7kmの路線。そのうち、福岡・大分県境を越える山岳区間を含む添田〜夜明間が土砂崩れなどの被害を受けて運休になっていました。