ハワイ旅行解禁!! 日本人観光客に人気「シェラトン・ワイキキ」のいま 実は日本人好みに大変貌
「アメリカ式トイレはやだ!」とった某プロ野球選手もニッコリでしょう。
2020年に客室を改修
政府の水際対策が大きく緩和されたことで、2022年6月から多くの国への海外旅行が“本格解禁”されました。なかでも最も人気の高い海外旅行先といえばハワイです。航空会社や旅行会社もパッケージツアーをいち早く再開するなどしています。
ハワイには多数のホテルがありますが、実はコロナ拡大直前に、より“日本人好み”にその内部を変貌させた有名ホテルがあります。マリオット・インターナショナルに属し、以前から高い日本人人気を誇っていたワイキキビーチの中心部の「シェラトン・ワイキキ」です。2022年のGWに同ホテル、ANA(全日空)協力のもと、その内部を取材してきました。
シェラトン・ワイキキの外観(2022年5月、乗りものニュース編集部撮影)。
シェラトン・ワイキキは、全1636の客室を備えるほか、ビーチに面したふたつのプールやレストランなどがあります。客室はたとえばダブルベッドを3台備えた広めの間取りが特徴の「ラージ・ラグジュアリー・オーシャン」、角部屋に位置し、リビングルームとプライベートバルコニーを備えた2つのベッドルーム(キングベッド1台、ダブルベッド2台)を備え、最大6人が滞在できる「オハナスイート」など、多数のレパートリーをもちます。
そして実はこのホテル、コロナ禍により日本人の海外渡航が実質不可能となっていた2020年に、客室を全面リニューアルを完了しているのです。
「日本人向け」に変貌したシェラトン・ワイキキ 工夫がスゴかった!
シェラトン・ワイキキの改修は、コンテンポラリーハワイアンを基調に明るさを重視したとのこと。また、ベッド部分にコンセントを備えるなど、機能性の高さもポイントです。とくに日本人向けにアレンジされているポイントは浴室周り。全室浴槽付きのバスルームを備えるほか、全室にTOTOの温水洗浄便座「ウォシュレット」を備えます。
シェラトン・ワイキキの客室から見えるワイキキビーチ(2022年5月、乗りものニュース編集部撮影)。
「お部屋ももちろんですが、レストランでは日本人のお客様に好まれるようなメニューの考案、お料理の画像も掲載した日本語メニューの作成などにも取り掛かっています。ゲストサービスも日本語対応出来るスタッフを常時配置し、コロナの不安がまだ残るお客様のご質問やご不安を解消できるよう準備をしております」。シェラトン・ワイキキの広報担当者は次のように話します。
またスタッフに対しては、宿泊客との日本語での対応やコミュニケーションツールなどの強化のほか、お辞儀の仕方など、日本のカルチャートレーニングも実施しているそうです。
夏休みの日本人観光客の予約状況については「コロナ前に比べるとまだまだご予約は以前のレベルには至ってはおりませんが、長期滞在のお客様など徐々に予約が入ってきております。また団体のお客様の予約もこの夏以降からは徐々に入って来ました」とのこと。「とにかく現場スタッフたちも日本のお客様にまた会える日を、心待ちにしている毎日です」と話します。