砧本村が拠点となります。

収支悪化をうけた対応


コミュニティバスに使用される小型バス(画像:東急バス)。

 東急バスは2022年6月10日(金)、二子玉川駅から西側の宇奈根・喜多見地区をむすぶ「玉04・玉05系統」について、砧本村を拠点とし日中はオンデマンド運行に切り替えていく方針を発表しました。新たな運行体系は、2023年3月を予定しています。

 この2路線は世田谷区が公共交通不便地域の解消を目的に、区内のコミュニティバスの一環として運行開始に関わったものです。採算が厳しく、コロナ禍でさらに状況が悪化。東急はことし1月から地区説明会を開き、オンデマンド運行化の方針を打ち出すとともに、1か月間の検証運行を実施していました。

 今回発表されたのは、「朝の通勤・通学時間帯は定時運行のバス路線として残す」ということ。ただし、ルートは玉05へ一本化されるほか、、二子玉川駅ではなく砧本村が起点となります。二子玉川駅へ向かう際は、砧本村から「玉06」系統に、あるいは永安寺前で「玉07」系統に、それぞれ乗り換える必要があります。

 東急バスは新たな運行体系への移行に際して、乗り継ぎを考慮したバスの接近表示や予約システムの改修、乗降ポイントの追加など、利用しやすくする環境構築を行うとともに、秋ごろに2回目のオンデマンド実証運行を行うとしています。