1週間に2度飛んでくれました!目が幸せ!

2万7000フィートに到達

 ストラトローンチ・システムズは現地時間2022年6月16日、同社の手掛ける世界最大級の飛行機「ロック(Roc)」が、7度目となるテストフライトに成功したと発表しました。今回は、同社の拠点であるモハーベ砂漠上空を約3時間フライトし、最高高度である2万7000フィート(約8200m)に到達したとのことです。


「ロック」7度目のフライト実施の様子(画像:ストラトローンチ・システムズ)。

「ロック」は、「空飛ぶロケット発射台」として開発された飛行機で、初飛行は2019年4月。世界に1機のみの機体で、6発のエンジン、約73mの全長、そして飛行機としては世界最大となる約117mの全幅をもちます。またこの機は、胴体のあいだのスペースにロケットなどを搭載するため、1つの機体に2つの胴体がついた「双胴機」のスタイルを採用。大きさ、その形とともに唯一無二の飛行機となっています。

 今回のテストフライトでは、最大運用高度向上のためのデモンストレーションのほか、新たに中央翼に設置された、極超音速飛行試験機取り付け用の設備「パイロン」を備えた状態での飛行性能のチェックなどが実施されました。

 ストラトローンチ・システムズでは、「ロック」と、現在開発を進めている「極超音速飛行機」を用いて、2023年以降に「極超音速飛行」のサービス化を目指しているとのことです。

※誤字を修正しました(6月17日19時23分)

【実際の映像】着陸方法も普通とはなんか違うぞ!? 地上に降り立つ怪鳥「ロック」(26秒)