海上保安庁 北九州にジェット機「ファルコン2000」3機め配備 万全の海洋監視体制目指す
東シナ海や日本海をにらんだ警戒強化の一環です。
九州唯一の24時間空港を拠点にする海保ジェット機
海上保安庁は2022年6月8日、北九州航空基地に中型ジェット機「ファルコン2000」の3号機、通称「わかたか3号」が就役したと発表しました。
北九州航空基地は、福岡、佐賀、長崎、大分の各県と山口県西部を担当する第七管区海上保安本部に属し、2020年2月に1機(愛称「わかたか」)、そして2021年7月に2機目(愛称「わかたか2号」)が就役・配備されています。
第七管区海上保安本部の北九州航空基地で行われたファルコン2000「わかたか3号」の就役式典の様子(画像:海上保安庁)。
今回の機体は3機目で、これにより当初、海上保安庁が計画していた同基地のジェット機3機体制が完成し、沖縄県周辺海域を担う第十一管区海上保安本部の那覇航空基地とともに東シナ海方面の航空拠点化が完成することとなりました。
北九州空港は、九州唯一の24時間空港であることから、海上保安庁の北九州航空基地も同じく24時間運用に対応しています。今回の「わかたか3号」の配備に伴い、海上保安庁は「これまで以上に海洋監視体制に万全を期していく」とコメントしています。