住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「Blue Ocean」(毎週月曜〜金曜 9:00〜11:00)。毎週金曜日に放送している「オトナのなんでも相談室」では、リスナーから届いたお悩みを、Blue Oceanリスナーのみんなで考えていきます。
5月27日(金)は、子育てをしながら復職したママさんからのお悩みを紹介しました。

※写真はイメージです



<リスナーの相談>
私の最近の漠然とした焦りを聞いてください。
一昨年出産し、現在、時短勤務で復職して2年目になります。毎日、仕事と育児の両立に奮闘しています。平日は在宅勤務の夫が、仕事をしながら洗濯をしてくれており、朝は子どもの送り、夜はお風呂と子どもの夕飯を作ってくれます。

私は、朝の子どもの送り出しまでの準備をし、帰宅後に大人の夕飯を作り、子どもの寝かしつけをします。そこから私の時間になるのですが、翌朝の子どもの朝ごはんの仕込みをすると23時を過ぎており、そこから何かをする気力がありません。勉強しようと本を準備したりしているのですが、すっかり疲弊してしまい、やる気がおこりません。

そこで最近感じるのが、「人生このままでいいのか……」という漠然とした焦りです。

現在の職場は長く、そろそろ独立を考えたり、はたまた別の仕事に転職したほうが「今後の生活の安定には良いかもしれない」と考えているのですが、そのための勉強もできず、日々のタスクをこなすことに疲弊してしまい、ただ気持ちが焦るばかりです。この気持ちと、どう折り合いをつけたらいいでしょうか?

できないことばかり数えないで、できること、今ある幸せを数えれば、自分は恵まれている環境なのですが、性格なのか「もっと自分頑張れ!」と常に考えてしまいます。(両親や友人は、「十分に頑張っている」と言ってくれるのですが……)

子どもが生まれたことで、常にプレッシャーに苛まれているなと感じていますが、今は輪をかけて焦りを感じます。どうしたらいいでしょうか? どんと構えていたいです(東京都、30代、女性)

このお悩みにパーソナリティの住吉は、「人生に対しての漠然とした焦りは、人それぞれの人生のタイミングで、みんな感じる時期がある気がします。すごくわかります」と慮ります。

続けて「でも疲れていると、やっぱりできないんですよ、人は。私も時々、『私ってなんてダメで気力のない人なんだろう……』『年を取って何もできなくなってしまったのか……』などと思うことがあります。ただ、その後に1日ゆっくり休んだり、寝たりして気力が湧いてくると、『疲れていただけだったのかな?』と思うこともあります」とコメント。

「だから、疲れているときや、23時を過ぎて何もする気力が湧かないのは当然のことだと思います。今できることに幸せを感じて、そこに集中していくのが人生のコツであり、醍醐味なのかな。でも、同時に焦りを感じる感覚にも共感できます」とメッセージを届けました。

ーー今回の相談に対して、番組にはリスナーからたくさんの共感の声とアドバイスが届きました。

◆隙間時間を上手に使う
相談者さんの焦りは、まさに数年前の私です。3人の子育てに追われているときの私は、“置き去り”でした。その時期にしていた勉強は、お昼休みと仕事が終わってから30分間、カフェでのリセットタイムを作っておこないました。その時期に隙間時間の使い方や、短時間でも集中できるスキルなど、振り返ると得たものがたくさんありました。その甲斐もあり、資格も取り、大学院へ進学する夢を叶えることができました。今はモヤモヤすると思いますが、“今できること”が見つかりますように……(神奈川県、40代、女性、専門職/クリエイティブ職)

◆まずは健康第一、その上で朝活にチャレンジ
私も4歳の子どもがいるワーママです。とても尊敬し、お気持ちは分かりますが、まず気をつけていただきたいのが、お子さんが保育園からもらってくるさまざまな病気。母親がもらうことが多く、疲れていると余計にかかりやすいのです。私自身がそうでした。

なので、まず、帰宅後のある程度の家事には目を瞑って、お子さんと一緒に寝てしまう。そして、お子さんより早く起きて、家事やご自身のことに充てるのはいかがでしょうか? 私の周囲のお母さん方は、朝活されている方が多いです(東京都、40代、女性、会社員)

◆人生長い目で考える
相談者さんすごい!! 育児も家事もこなした上で、勉強までしようと思うこと自体、もう尊敬しかないです。「プライベートも仕事も全てを1日のなかに詰め込まなくていい!」と考えるようになってから、両立できない自分を責めなくなりました。

人生長い目で考えて、「この5年は育児を全力でやって、仕事は細々と……」もしくは、「ここはチャンスだから仕事を頑張る!」とか、長期スパンで考えると気が楽になりそうな気がします(埼玉県、20代、女性、会社員)

◆毎日の目標を立てて、少しずつクリアしていく
お気持ち分かります。こういうときは、やはり何かに集中するのがいいと思います。私は最近、こういう漠然とした不安が襲ってきた日は、朝起きたら日々の目標を立てて生活するようにしています。目標の半分でも達成できたら合格点。それを少しずつ繰り返すだけで結構違いますよ(神奈川県、30代、男性、専門職/クリエイティブ職)

◆教科書をスマホで撮影して“ながら勉強”
私も4歳児と11歳の育児中でありながら働いています。働きながらの育児に加えての勉強は、本当に素敵なことだと思います。私も2年前に国家資格を取得しましたが、大変でした。子どもはイヤイヤ期に入っていたので、「絶対に無理だ」と思いましたが、私が実際にやってみて良かった勉強方法がありました。

教科書のページを写真に撮り、子どもを寝かしつけながら携帯を見て勉強。料理をしながら携帯を見て勉強……という感じでおこないました。

1番良かったのは、寝かしつけながら携帯を見て勉強できたことです。「一石二鳥とは、まさにこれだ!」と自分に言い聞かせていました。資格取得後は子どもをUSJに連れて行き、「協力してくれてありがとう」という気持ちを贈りました。もしよろしければ、ご参考までに。勉強したいという意気込みがとても素敵です。素敵なお悩みだなと感じ、朝から気持ちが晴れました。ありがとうございます(東京都、30代、女性、会社員)

◆子どもが成長したら家事を手伝ってもらう
仕事をしながらの子育て、本当に大変だと思います。そんななか勉強をしようとしている相談者さんは、本当にすごいなと尊敬いたします。

私には小学生と中学生の子どもがいますが、子どもたちが小さかった頃の必死さを思い出しました。寝かしつけをしながら一緒に寝てしまい、朝を迎えて後悔したり、やろうと思ったことを全くできず、1週間が過ぎたり……。でも、安心してください! 子どもは成長していきます。できることが増えていくんです。手間も減ります。

今から、お子さんが自分でできることを増やしていく計画をしましょう! 着替え、歯磨き、保育園の準備など。最初はできなくても、できるようになります。時間はかかりますが、長い目で見れば、これが一番自分を楽にしてくれました。

今、我が家では子どもたちが洗濯物をたたみ、お風呂とトイレ掃除をして、布団をたたんで、玄関掃除をしてくれます。子どもたちの仕事です。母はコーヒー片手に楽をしています。体調に気をつけてくださいね(千葉県、40代、女性、会社員)

◆やるべきタイミングになれば、自ずと動くもの
4人の子どもと2匹の保護犬と生活しています。子どもたちの歳が近くて、一番上の子が5歳のときに、4番目の子を産みました(現在、中学生2名&高校生2名)。ちなみにその後、離婚もして、今はとても幸せに暮らしています。

私は朝からの始動を目指していますが、週1も実行できていません。SNSでお弁当を紹介したり、忙しい中で時間をやりくりしていることを紹介しているような人を気にしないつもりでも、どこかで自分と比べたりして……。でも、子育てに正解はないんですよ。相談者さんは今、自分のことを考えられるくらい、子育てリズムに慣れてきたのだと思います。本当にやりたいことが出てきて、それがやるべきタイミングになったとき、人はものすごい集中力で、要領よく動くものです(東京都、40代、女性、会社員)

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聴取期限 2022年6月4日(土)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月〜金曜9:00〜11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/bo/