ジモトの魅力再発見 「高校生旅行社」が考える鳥取旅行プラン - BLOGOS編集部PR企画

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※この記事は2017年11月14日にBLOGOSで公開されたものです

大学生が運営し、高校生が旅行プランを考える--そんな取り組みが鳥取県で始まっている。

プロジェクト名は「高校生旅行社」。高校生が主体となって、ツアーを企画。参加者は地元の高校生たちと、それをサポートする鳥取環境大学の学生たちだ。日本財団が鳥取県との共同プロジェクトの一環として主催し、県内外の団体と共同で企画しながら運営を行っている。

日本財団

「言葉にすると難しい」ジモトの魅力

取材に入ったこの日は1dayミーティングと称して、ツアーのコンセプトや演出について相談を行った。アイスブレイクには、それぞれが最近経験したことを発表。高校生らしく、和気あいあいと進んでいく。

旅行プランを考える高校生たちは、ツアー参加者に伝えたい鳥取の魅力を思い思いに出し合っていた。出てきた意見には「都会とは違って自然がある」「加工されていない自然の良さ」など自然にまつわるものが多い。サポートする大学生が「他とは違う自然の良さってなんだろう」と問いかけると、「言葉にすると難しい。ありきたりになってしまう」と悩んでしまう場面もあった。

参加者の高校生たちにプロジェクトの感想を聞いてみると「住んでいても全然知らなかった鳥取の魅力に気付くことができた」と、旅行プランを考えることの意義を語ってくれた。

「ツアーを企画することで、地元の魅力を再発見できる」

今回、「高校生旅行社」の企画運営に関わる株式会社アマゾンラテルナの貝本プロデューサーは、プロジェクトについてこう話す。

「鳥取の高校生は学校の外のつながりがまだまだ少ない。それまで交流のなかった同世代の仲間とツアーを企画することで、地元の魅力を再発見できる。まだまだスタート地点だが、高校生旅行社をひとつのハブにして地域を盛り上げていってほしい」

将来的には、県内の各地に高校生旅行社を設置して、観光客がそこを周りながら鳥取の良さを知ることができるようにしたいという。完成したツアーはどのようなものになるのか、高校生旅行社のこれからが楽しみだ。

鳥取県×日本財団共同プロジェクト「みんなでつくる“暮らし日本一”の鳥取県」

深刻な少子高齢化が進むなか、日本財団は高齢者や障害者の方の生活を民間レベルで支えていく「地方創生のモデル」づくりに取り組んでいます。

2015年11月、日本財団と鳥取県は、地域住民が元気に暮らし、誇りを持てる社会づくりのための共同プロジェクトを実施することで合意。5年にわたり30億円規模の共同プロジェクトを実施する予定です

公式WEBサイト:鳥取県×日本財団共同プロジェクト「みんなでつくる“暮らし日本一”の鳥取県」

11月17日より行われる「にっぽんの将来をつくる 日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム」では「鳥取:人口最小県からの挑戦」というテーマのプログラムを開催。チケットなどの詳細はこちらから。