斉藤由貴「キス写真」に続く流出写真で不倫認める - 渡邉裕二

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※この記事は2017年09月13日にBLOGOSで公開されたものです

「2度あることは3度ある」「3度目の正直」

まさに、そんなことわざを地で行くような話となった。

女優の斉藤由貴(51)と妻子がいる50代開業医男性とのダブル不倫騒動である。

この騒動、記者会見で斉藤が〝完全否定〟したことで、一旦は騒動が終息したかに見えたが、実は、それが火種となったのか、気づいた時には火だるま状態になっていた…と言うところだろう。

その火種となったのは写真週刊誌「フラッシュ」。9月5日発売の同誌に噂の開業医らしき男性とのキス写真が掲載されたことだった。

余りにもショッキングな写真流出に事実を確認しようとする取材に対して斉藤は「写真はコラージュ」「コメントに値しない」と突っぱねたかと思ったら、雲行きが怪しくなってきたら「記憶が曖昧」と苦しい言い訳をする始末。

ところが、今週発売の同誌で第2弾として開業医男性が斉藤の自宅らしき居間で女性のパンティーを頭からかぶって、フルーツを食べている写真が掲載されたのだ。しかも写真のキャプションには御丁寧に「誌面ではボカした部分に斉藤の家族写真がある」などと記されていた。

さすがに、この写真には言い逃れは出来ないと判断したのだろう。まずは、開業医男性が不倫だったことを吐露。続いて斉藤側もマスコミ宛にコメントをFAXで流し、

「今回のことは全て私の責任です。今後お仕事で派生するペナルティーは、覚悟してお受けいたします」と不倫関係にあったことを完全に認めた。曰く、

「先日(8月3日)の会見では、本当のことをお話しできず、誠に申し訳ございませんでした(中略)あの公の場では何もかもお伝えすることは、私にとってはどうしても出来ませんでした」。その上で「主人には、先日、ありのままを話し、謝罪しました」とも記されていた。

女優としても、女性としても、頼りすぎた


当初は、シラを切り通そうと2人で示し合せていたに違いない。が、開業医男性の〝パンティーかぶり〟の写真まで出てきたら、もはやお手上げだ。

「ここでも突っぱねたら、次はどんな写真が掲載されるか分からない」

さすがに万事休すといったところ。

2人は5年前の2012年から不倫してきたと言うから、もはや〝出来心〟なんてものではない。〝真剣交際〟である。それも斉藤の自宅や近くの賃貸マンションなどで密会を繰り返していたと言う。もはや堂々としたものだった? ちなみに、斉藤が「記憶が曖昧」だとした〝キス写真〟は2年前に撮られたものだという。

…とは言っても「お相手の男性に、女優としても、女性としても、頼りすぎてしまいました」。

斉藤にそんなことを言われたら旦那さんは、もはや立つ瀬がないだろう。この発言は余りにも無神経、無神経だ。もちろんお子さんだって唖然呆然である。旦那さんからしたら「俺は、お前の何だったんだ!」だろう。しかも、自宅で、こんな写真まで撮って、バレたから「謝罪しました」なんて言語道断だ。

開業医男性のマインドコントロールとも…


だが、この中で斉藤が「全て私の責任」と言い切る真意は分からない。開業医男性には責任がないのか?どうもしっくりいかない。斉藤のことを擁護するとしたら、今回のことは、開業医男性によってマインドコントロールされていなんじゃないかという感じもする。

斉藤の悩みや不安…それこそ美容のことから精神面に至るまで全て相談に乗っていたということは確かで、彼女自身は「私の全てを理解してくれる人」と思い込んでいたに違いない。まして、家族の主治医だったことも考えると、十分に納得できるというもの。おそらく、斉藤は、今になってマインドコントロールによって動かされていたことに気づいたのかもしれない…。

言うまでもなく、斉藤は過去にシンガーソングライターの尾崎豊さん、そして川崎麻世と2人と〝不倫〟した〝過去〟を持っている。尾崎さんとは「同志」の関係と言い、川崎とは真剣だったことを明らかにしたが、この時もキス写真が流出した。とにかく2度も修羅場を味わったんだから、さすがに「もう懲り懲り」と思っていたはずだろうに。

もっとも斉藤本人も「学習能力が乏しい」と言っていたし、芸能界で斉藤は「不倫魔女優」とも言われていたから、「不倫志向」と言うのは「性癖」に近いものがあったのだろう。しかも、彼女自身「すぐに好きになってしまう」と公言していたから、感情や理性を抑えられなくなってしまう気質であることは想像できる。そのことは旦那さんも、ある意味で分かっていただろうし、もしかしたら覚悟はしていたのかもしれないが…。

写真流出の謎

それにしても、問題は写真の流出である。何で、プライベート写真がタイミングよく流出するのか摩訶不思議である。業界内にはネットにクラウド保存していた画像がハッキングされたことを指摘する声もあるが、実際には、その可能性は低いと思う。

考えられるのは、8月3日の斉藤の記者会見だったかもしれない。彼女の独特な雰囲気で煙に巻いた、あの曖昧な会見だ。しかも、斉藤ばかりか開業医男性も平然と関係を否定しまくっていた。これには「不倫をしておきながら反省していない」と映ったとしても仕方がない。だとしたら、写真はどちらかの近親者から流れたとしか考えられない。

もちろん証拠はないし憶測でしかないのだが、フッと渡辺謙の不倫騒動の時のツーショット写真流出を思い出す。ま、警察に相談しようと、それも自業自得だろう。

しかし、プライベート写真が流出するというのも怖い話だが、こう言った写真を撮るというのも信じがたい。

ちょっと前のことだが、カップルが自分たちのラブラブ写真を自撮りしてSNSにアップするような流れがあった。ここ数年、インスタグラムなどに投稿するケースも多い。もっとも斉藤は職業柄、こういった写真に残すようなことはしないだろうと思う。だとしたら怪しいのは開業医男性である。

これは、あくまでも私見だが、開業医男性は斉藤の熱烈なファンだったという。だとしたら「自己満足」で斉藤との情事を隠し撮りしていたとも考えられる(そう思いたいのかもしれないが…)。特に「キス写真」は、アングル的にそんな感じがしないわけじゃない。どのように撮ったか知らないが、斉藤の自宅でパンティーをかぶってフルーツを食べるショットなんて悪趣味でしかない。

さて、斉藤の今後だが大きな影響はないように思う。

すでにNHK内では出演に関しては「要注意」とのお達しが出たというが、現時点では来年の大河ドラマにも出演が予定されている。もし「降板」ということになったら、やはり出演が予定されている渡辺謙との言い訳がつかなくなる。昨年のベッキーのように「裏切られた感」も少ないだろうし、いずれにしても独特な世界観を持った斉藤は案外、スキャンダルに強いキャラクターかもしれない。

山尾志桜里議員と倉持麟太郎氏や、その前の今井絵理子議員のような政治家の不倫騒動とは根本的に違うように思う。