つわりもなく、生理もあったことから妊娠に気づかなかった母親(画像は『WalesOnline 2022年3月22日付「Mum who didn’t know she was pregnant gives birth in the middle of the night with help of teenage daughter」(Image: WalesOnline/Rob Browne)』のスクリーンショット)

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イギリス在住のある母親が今月15日、自宅で第3子となる女児を出産した。この10か月間、いつもと同じように生理があったと話す母親は、出産直前まで妊娠していることに気づかなかったそうだ。夜中に突然陣痛が始まった母親を助け、赤ちゃんを取り上げたのは14歳の長女だったという。『WalesOnline』『The Sun』などが伝えている。

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英ウェールズのカーディフで暮らすニコラ・トーマスさん(Nicola Thomas、36)は3月15日の早朝、第3子となるベイリー・レイちゃん(Baylee-Rae)を出産した。

この10か月間、普段と同じように生理があったというニコラさんは、出産直前まで自分が妊娠していることに気づかなかったそうだ。そして突然の出産を迎えた母親を助け、赤ちゃんを取り上げたのは14歳の長女エリスさん(Ellis)だった。

ニコラさんは出産当日のことをこのように振り返った。

「今まで通り生理もあったので、妊娠したなんて思いませんでした。出産前日の夜に不快な感じはありましたが、それも生理のせいだと思っていたんです。なので鎮痛剤を飲んで、洗濯などの家事をして、子供たちを寝かせてから私も寝ました。夜中の12時と1時に娘のブレイク(Blayke、3)に起こされたのですが、その時は平気だったんです。でも3時に目が覚めた時には何かがおかしくて、普段とは違う感覚だとすぐに分かりました。トイレに行きたいのに動けず、その場でいきみたくなってしまって。そして下半身に手を伸ばしたら赤ちゃんの頭があったのです。」

「これは助けが必要だと思い、ブレイクにエリスを起こしてもらいました。そしてエリスが赤ちゃんを取り上げて、へその緒が首に巻きついていないか確認してくれました。救急車より先に来た父と母はその姿を見て本当に驚いていたし、到着した救急隊員もその状況が信じられない様子でした。」

体重6ポンド15オンス(3146グラム)で誕生したベイリー・レイちゃんと妊娠中に一度も検診を受けていないニコラさんは病院に搬送された後に5日間入院し、必要な検査をすべて受けた。そして母子ともに健康であることが確認され、無事に退院したという。

新しい生活にも少しずつ慣れてきたというニコラさんは、現在の様子をこう語っている。

「今は母親の家に滞在しています。ブレイクが保育園に行き始めたので、慣れるまでは大変ですね。突然の出産にもかかわらず、家族が新しいベビー服や必要なものをすぐに用意してくれたので本当に助かりました。昔使っていたものはもう捨ててしまったので。準備には数か月かかるのが普通だと思いますが、急いで買い揃えてくれました。」

「妊娠に気づかなかったという話を聞くたび『どうして分からないの?』と思っていましたが、私も自分が妊娠しているなんて想像もつきませんでした。過去2回の妊娠ではつわりが酷く気分が悪かったのですが、今回は何もありませんでした。本当におかしな話です。出産を手伝ってくれたエリスには将来助産師になってほしいと思っていますが、突然の出来事に大きなショックを受けている彼女は『二度と経験したくない』と言っています。」

画像は『WalesOnline 2022年3月22日付「Mum who didn’t know she was pregnant gives birth in the middle of the night with help of teenage daughter」(Image: WalesOnline/Rob Browne)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)