AIはみどりの窓口の係員に近づけるか!?

新駅でのサービス提供を想定

 JR西日本が2022年2月26日(土)から、新しい「みどりの券売機(指定席券売機)」の実証実験を京都駅で行います。


京都駅(画像:写真AC)。

 オペレーターによる案内機能を有する「みどりの券売機プラス」1台へ、AIによる自動応対機能を搭載した「みどりの券売機プラスAI」を搭載します。京都駅西口みどりの窓口内の1台で実証実験が3月10日(木)まで行われます。

 画面に投影されるキャラクターとの対話を通じ、音声による操作できっぷの購入が可能です。AIが利用区間や日時、座席の希望などを質問、受話器を通して話すことで、AIが理解し、最適なきっぷ購入をアシストするそうです。

 たとえば「京都から」と話せば、出発地の箇所に京都が自動入力されるとのことですが、従来の「みどりの券売機プラス」どおり、利用者自身による操作や、コールセンターのオペレーターを呼び出しての対応も可能だといいます。

 ちなみに、JR西日本は「みどりの券売機プラス」の導入を進め、有人の「みどりの窓口」の数を減らしています。今回の「プラスAI」の券売機は、2023年春に開業予定の「うめきた(大阪)地下駅」でのサービス提供を予定しています。