お吸い物におすすめの具材25選。基本レシピもチェック

定番具材で。お吸い物の基本レシピ

調理時間:15分

まずはお吸い物の基本レシピからご紹介します。豆腐、三つ葉、かまぼこの定番具材を使う、覚えておいて損はないレシピです。火が通りやすい具材なので、ササっと作れますよ。

材料(2人分)

・絹豆腐……200g
・三つ葉……1/3束
・かまぼこ……1/3本
・水……500cc
・だしの素……小さじ1杯
・しょうゆ……小さじ1杯
・塩……ひとつまみ

作り方

1. 具材を切る

絹豆腐、かまぼこは1cm幅に切ります。絹豆腐はご家庭で食べやすいサイズにカットしてもかまいません。三つ葉は根元を切り、4cm幅くらいに切ります。

2. だし汁を作る

鍋に水を入れて沸騰させます。沸騰したら弱火にし、だしの素、しょうゆ、塩を加えて軽く混ぜます。味見はこのタイミングでおこなってください。

3. 絹豆腐、かまぼこを入れる

弱火の状態で、絹豆腐とかまぼこを入れ2~3分温めます。

4. 三つ葉を入れる

火を止め、三つ葉を入れます。三つ葉がしんなりとしたら完成です。

5. お椀に盛りつける

お椀に盛るときは、まず具材から入れるとよいです。そのあとにだし汁を加えると、きれいに盛りつけることができます。

【通年】お吸い物に人気の具材5選

1. 卵

すべての具材を入れ、ふつふつとしてきたら最後に溶き卵を加えましょう。卵のふんわりとやさしい口当たりが、上品なお吸い物によく合いますよ。お吸い物に黄色い彩りを与えてくれます。少しごま油を加えると、中華風のスープにも早変わり!

2. 麩

三つ葉や絹豆腐などと同様に、麩もお吸い物の定番具材のひとつです。だし汁が麩に染み込み、じゅわっと麩から溢れる食感がたまりません。花麩にすると、花が浮かんでいるような華やかな見た目で、おもてなし料理におすすめですよ。

3. わかめ

わかめを入れるお吸い物も定番と言えます。常備してある乾燥わかめでサッと作れて、時間がないときでも楽チンです。わかめとだし汁のやさしい味わいが口いっぱいに広がります。春先であれば、生わかめを使ってみてもよいですね。

4. 梅干し

梅干しをお吸い物に入れると、さっぱりとした味わいを楽しめます。梅干しの塩気が効くので、お吸い物に塩は入れなくて大丈夫です。とろろ昆布や乾燥あおさ、わかめなどと相性抜群。手でほぐした梅干しをお椀に入れ、そこに完成したお吸い物を注ぎ入れましょう。

5. しいたけ

しいたけを入れるだけで、お吸い物にグッと深みが増します。だし汁にしいたけの旨みが溶け込み、香りも楽しめるひと品です。しいたけが余ってしまったときにもおすすめ。炊き込みごはんや親子丼などのお供にぴったりですよ。

【春】お吸い物に人気の具材5選

6. 菜の花

春の具材として人気の菜の花。独特の苦みがクセになりますよね。菜の花はお吸い物とは別に、サッと塩ゆでしておきましょう。お椀に菜の花を入れ、別で作ったお吸い物を注ぎ入れます。菜の花の食感を楽しめ、彩りもきれいに仕上がりますよ。

7. はまぐり

はまぐりのお吸い物は、だし汁を作る必要がありません。はまぐりと昆布をじっくりと煮込むことで、それぞれの旨みが引き立ちます。はまぐりは砂抜きしてから使いましょう。塩分濃度3%くらいの塩水へ浸し、1~2時間置きます。はまぐりをこすり合わせ、殻の汚れを取れば砂抜きはOKです。

8. あさり

はまぐりと同様に、あさりも春がおいしい季節。お吸い物にするときは、砂抜きをしてから、昆布とあさりをじっくりと火にかけましょう。旨みをしっかり感じるだしに仕上がりますよ。あさりの独特な味わいや苦みが体に染み込み、ほっこりするひと品です。

9. たけのこ

春の味覚、たけのこはお吸い物にぴったりです。たけのこ特有の味わいと歯ごたえが楽しめるお吸い物に。水煮のたけのこを使えば簡単ですが、よりおいしく作るなら生のたけのこがおすすめ。あく抜きの手間がかかりますが、その分たけのこの甘さや香りを存分に感じられますよ。

10. さわら

さわらは春に旬を迎える魚です。スーパーで切り身を買い、贅沢なお吸い物を作りましょう。さわらから出る旨みが、上品なだし汁に仕上げてくれます。三つ葉や菜の花、麩などと一緒に作ると彩りが豊かですよ。さわらのフワっとした食感を堪能してください。

【夏】お吸い物に人気の具材5選

11. みょうが

薬味としておなじみのみょうが。あえて、みょうがをメインに使うお吸い物はいかがでしょうか。やさしい味付けのだし汁に、さわやかな味わいのみょうがが夏にぴったりのお吸い物に。ササっと火を通せば完成するので、簡単に作れますよ。

12. オクラ

オクラをお吸い物に入れると、とろ~っとした口当たりを楽しめます。下処理としてオクラは塩をふり、オクラ同士をこすり合わせて水で洗いましょう。お吸い物の最後にオクラを入れて、煮立ったら完成です。冷たいお吸い物にしてもおいしくいただけますよ。

13. 里芋

里芋を入れると、一気に食べ応えがアップします。里芋は皮を剥いてから塩で洗い、ぬめりを取っておくとよいです。とろりとしただし汁がクセになるお吸い物に仕上がりますよ。シンプルでほっこりと落ち着く味わいを楽しめます。

14. かぼちゃ

かぼちゃのオレンジ色が映える、お吸い物はいかがでしょうか。収穫時期の夏と食べごろである冬の2回、旬を迎えます。かぼちゃの甘みややさしい舌触りが心地よい、おいしさですよ。薄めに切ると火の通りが早くなります。食感や食べ応えを求めるなら大きめにカットし、煮込む時間を調整してください。

15. 大葉

さわやかな香りが鼻に抜ける、大葉のお吸い物。シンプルに絹豆腐でお吸い物を作り、盛りつけるときに、千切りにした大葉をのせてください。暑い夏には、ぜひ食べたいひと品です。涼しげな大葉の風味とやさしい味わいを楽しみましょう。

【秋】お吸い物に人気の具材5選

16. 松茸

秋の味覚と言えば思い浮かぶ松茸。お吸い物には最適の具材です。松茸は食べやすい大きさにカットし、サッと煮込みましょう。香りが豊かで、贅沢なお吸い物を作れますよ。おもてなし料理や特別な日に食べたいひと品です。

17. まいたけ

秋はきのこ類がおいしい季節。まいたけのお吸い物もおすすめです。食べやすい大きさに分け、1~2分煮込むだけでOK。まいたけの旨みがだしに染み込み、口の中に香りが広がります。まいたけ特有の食感もたまらないお吸い物ですよ。

18. 生鮭

生鮭は焼き鮭やホイル焼き、ムニエルなど調理方法が多数あります。実はお吸い物にしてもおいしくいただけますよ。生鮭は調理前に塩をふり、15~20分放置しておきましょう。生鮭の表面をキッチンペーパーでふき取れば、臭みがなくなり下処理はOKです。

19. れんこん

れんこんはシャキシャキの食感を楽しめると人気です。皮を剥いて5分ほど水にさらしてから使いましょう。薄切りにしたほうが火の通りが早いですよ。また、れんこんと鶏ひき肉で団子を作り、お吸い物に入れるアレンジもおすすめです。

20. さつまいも

焼いて食べるとおいしいさつまいもは、お吸い物に入れても甘さが際立ちやみつきになりますよ。ほかのお吸い物に比べて煮込む時間は少し長くなりますが、ほくほく食感のおだやかな味わいが楽しめます。秋ならではの味覚を、お吸い物でも堪能しましょう。

【冬】お吸い物に人気の具材5選

21. ゆず

絹豆腐やきのこ類で作るお吸い物に、ゆずの皮を千切りにしてのせましょう。シンプルな味わいのお吸い物と相性抜群です。ゆずのフレッシュな香りが気持ちを落ち着かせてくれます。ゆずの味わいをしっかりと感じたい人は、搾り汁を入れてみましょう。

22. たら

冬に旬を迎えるたらで、あっさりとしたお吸い物はいかがでしょうか。たらは水でサッと洗い、水気をふいてから食べやすい大きさに切ります。骨と皮も取っておくとよいです。盛りつけるときにたらが崩れやすいので注意してくださいね。ふわふわのたらがやさしい味わいです。

23. ホタテ

養殖のホタテは一年中楽しめますが、ホタテの旬は夏と冬と言われています。肉厚なホタテを使うお吸い物は、だしが効いて抜群においしいですよ。ベビーホタテや貝柱のみを使うお吸い物もおすすめです。じんわり体に染み込む旨みを召し上がれ。

24. 生かき(生食用)

ふっくらとした生かきを贅沢に味わうお吸い物も人気です。生かきは塩で軽くもみ、3~4回水で洗い、水気を切っておきましょう。あっさりとした味付けで生かき本来の旨みを楽しめます。片栗粉でとろみをつけて仕上げると、生かきにだし汁が絡みますよ。

25. 小松菜

小松菜はお吸い物はもちろん、炒め物や漬物など幅広く活用できる具材です。調理もしやすいのでサッと火を通せばすぐに完成しますよ。油揚げやエリンギ、絹豆腐などと一緒に作るとよいでしょう。最後に溶き卵を加えるとよりおいしく仕上がります。

おすすめの具材を組み合わせて好みのお吸い物に

お吸い物に合う具材はたくさんあります。だし汁はシンプルな味付けなので、具材本来の旨みを堪能できるでしょう。この記事で紹介した具材を試してみるだけでなく、自分が好きな具材で作ってみるのもよいですね。季節によってアレンジ方法も楽しみ方も自由自在。ぜひ挑戦してみてくださいね。