クリスマスで「フライドチキン」余った 一番おいしくなる温め方を発見
クリスマスイブ。この時期は「ケンタッキーフライドチキン」(KFC)の店舗が賑わう。お目当てはもちろん、チキンだ。
たくさんのチキンを買ったはいいものの、何個か余ってしまったという経験はないだろうか。KFC公式ツイッターでは、「オリジナルチキン」の「温めなおし方」を紹介している。一番おいしくなる方法を試してみた。
トースターで最適の時間
KFC公式の12月21日のツイートで推奨されている「温めなおし方」は、大きく2つある。まずはチキンをアルミホイルに包み、オーブントースターで180度〜200度で5〜8分温める方法。もうひとつは、電子レンジで無包装のチキンを、500ワットなら30秒〜1分、1000ワットなら20秒〜40秒加熱する方法だ。
室温で2時間ほど放置し、冷めた「オリジナルチキン」を用意した。まずはアルミホイルでくるみ、オーブントースターで「5分」温める。記者のトースターは細かい温度調節はできないため、ひとまず中火(600ワット)に設定した。
トースターから取り出すと、表面全体がムラなく温まっていた。またアルミホイルで覆っているためか、ヒーターで皮が焦げることもなかった。一方、肉の中心部が完全に温まりきらず、少し冷めていた。5分では加熱時間が不足していたようだ。
次のチキンはアルミホイルでくるみ、KFCが推奨する時間で最長の「8分」で加熱する。今度こそ中心部まで温まった。加熱時間は伸びたが、食感の劣化もみられない。KFC特有の、しっとりした皮を楽しめた。さすがに店で買った直後のクオリティーには及ばず、風味は多少落ちてはいる。それでも、かなり出来立ての味に近づいたように感じる。
電子レンジはどうなる
最後は、電子レンジ。500ワットでは「30秒〜1分」とのことなので、間をとって45秒で加熱した。短時間ながら、チキンはトースターで温めた時よりも熱くなっており、湯気が立ち上っていた。
口にすると、皮の部分が水っぽくべっちょりとしており、食感が大きく変わっていた。加熱しているうちに、水分が表面へ出てきたのだろうか。短時間で調理できるが、オリジナルの味わいからは遠ざかった印象だ。
試した限りでは、アルミホイルで包みトースターで8分加熱する方法が、最もできたてを再現できた。レンジよりも手間はかかるが、試す価値はあるように思えた。