清原和博氏

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《偉そうに言える立場じゃないけど、俺は人生踏み外して、一生背負っていかないといけないことなんだけど。それはそれで覚悟しているし。俺のこと思ってみ? 自分、全然まだいけるで》

【写真】ダイエットの成果か、頬がこけてお腹周りもスッキリした清原

 12月1日、自身のYouTube『清ちゃんスポーツ』にて動画を配信した清原和博氏。人生相談企画で、34歳の元高校球児の会社員男性からの「野球に未練がある」という悩みを聞き、《俺も自分に言い聞かせながらしゃべってる》として真摯に答えた。

「自身は引退後、ポッカリ開いた心の穴を埋めるために酒に溺れ、逮捕されたことまで赤裸々に語り、最後には男性に“何でもトライしたほうがええんちゃう?”とアドバイスを送っていた清原さん。“偉そうに言える立場じゃない”という言葉が、例の騒動の反省から出たものにも思えますね」(ウェブニュース編集者)

 11月17日に同じくYouTubeで、日本ハムファイターズの“ビッグボス”こと新庄剛志監督に対して、その独特なファッションに《絶対、プロ野球のOBたちって、絶対に口に出さないと思うんですけども、みんな嫌な気分になってるのは間違い無いと思いますよ》と苦言を呈した清原氏。

 ところが、自身も引退後に真っ白なスーツを着てグラウンドに姿を見せたことや、薬物で逮捕されたことを指摘されては、ネット上で“お前が言うな”などと大炎上する騒ぎに。この一件には触れずにいた清原氏だったが、やはり気にしていたということか。

 それにしても同氏はなぜ、新庄監督に対して敵意剥き出しに噛み付いてしまったのか。一部では、自分よりも先に監督になった後輩への嫉妬とも囁かれたが……。キー局スポーツ部のディレクターは「もしかしたら、新庄ビッグボスの“デブじゃね?”も一因なのかも」と代弁する。

「デブは精神的に弱い」と指摘されて

 ビッグボス就任後の11月9日、沖縄の秋季キャンプを視察に訪れた新庄監督は、期待されながらも伸び悩む清宮幸太郎内野手に対して、「デブじゃね?もうちょっと痩せない?」と減量指令したことが各メディアで大きく報じられた。すると、新庄監督の過去の発言も合わせてニュースになったのだが、その中で今年4月に、

《なんか俺、デブって人として情けない気がする。精神的にちょっと弱い気がして。管理できてないから。野球選手に多くない? 引退したあと。あれは本当に見たくないのよ》と、元「雨上がり決死隊」宮迫博之のYouTubeチャンネルに出演した際の発言も掘り起こされることに。

「もしかしたら、この発言がキヨさんの耳に入ったのかも。“OB”の総意のような物言いをしていましたが、確かに引退後はふくよかになったOBも多く(苦笑)、キヨさんも例外ではない。野球を辞めた後は自身も認めているように連日深夜まで飲み歩き、不摂生な生活を送っていました。

 当の本人は“これではダメだ”と野球人としての自覚はあったものの、ちょっと痩せてみては周囲の誘惑に負けてリバウンドを繰り返していた。結局、体重は現役時代の見る影もなく、140キロ近くになってしまったそう」(前出・スポーツ部ディレクター)

 そんな清原氏だったが、今年1月から真剣にダイエットに取り組んでいた。トレーニングなどの模様をYouTubeにて公開し、現役時代のベスト体重110キロ近くにまで戻すことを目標としたのだった。

「食欲を増幅させるアルコールを断つことから始まり、食事またもトレーナーの指導を受けては徹底してコントロール。食べたい欲求、衝動と戦いながらも気持ちを強く持って続けて、現在は20キロ近くの減量に成功しているそうですよ。確かに顔の輪郭は細くなり、お腹周りもスッキリした印象です。

 そんな必死の思いでダイエットをしている最中に、新庄さんの“デブは情けない”“精神的に弱い”発言は、まるで自分のことを指摘されているように思ってしまい、“そんなこと言われんでもわかっとるわ!”とばかりに余計に腹が立ったのではないでしょうか」(同・スポーツ部ディレクター)

 来年の日ハムの春季キャンプには、肉体的にも精神的にも鍛え上げられた清原氏の姿があるかもしれない。