地域の課題解決に向けた社会貢献活動に取り組む団体に贈られる「輝くとちぎづくり表彰」が18日、栃木県公館で行われました。

県の「輝くとちぎづくり表彰」はNPO・ボランティア団体と企業、大学、社会福祉法人など、さまざまな団体が協働して行う社会貢献活動を表彰するものです。

5回目となる今年度は最優秀賞に6つの団体が協力して鹿沼市で行っている障がい者などが参加する自立を援助するためのコミュニティーづくりの取り組みが選ばれ、北村一郎副知事から代表者に表彰状が手渡されました。

この取り組みでは耕作放棄地を活用して地域の高齢者や障害者、引きこもりがちの若い人などが野菜や県の伝統工芸品となっている「鹿沼箒」の材料を栽培して商品化を実現しました。

これが就労の場に発展したり、地域の高校生や大学生との交流を生み伝統文化の継承や農福連携に貢献したりしたことが評価されました。

また、優秀賞には真岡市で行われている里山林整備の取り組みと栃木市でネパール人グループと国際交流協会が行っている清掃活動が選ばれました。