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中国でロボットの展示イベント「World Robot Conference 2021」が2021年9月10日から13日まで開催された。参加企業は110社以上、500点以上のロボティクス関連の製品やサービスが展示された(動画はこの記事の末尾に)。



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ヒト型ロボットによる歩行デモ、コミックに登場しそうな女性型アンドロイド、アルバート・アインシュタインを模したアンドロイド、ピアノを演奏するロボット、コンベアに荷物を運ぶロボットなどが展示され、ひと目を引いていた。。



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●トイレや入浴を支援するロボット

他には、高齢化社会に向けたトイレやバスタブ、ベッドなどが介護用モビリティ(車イス)と連携したデモも見られた。トイレの自動化、入浴の支援、ベッドと車イスの相互移動などは、介護業界でも体力的/身体的な負担が大きく、最もロボット化が期待されているところだ。



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ROUJIREN ELDERLY NURSING EQUIPMENT COMPANYの創設者兼ゼネラル・マネージャーのリュー・ドングァン氏は「車いすと連携したこのシステムは、自分でトイレに行ったり、自動でバスタブに人を移動させて入浴させたり、シャワーの後は自動でベッドに戻してくれる機能があります。トイレに行きたいときは、一言言えば自動的にトイレまで連れて行ってくれます」と語る。

また、「障害のある高齢者を看護する仕事は非常に重要でありながら、汚くて疲れたりで、今の若い人たちにはこの仕事に就きたくないと思う人もいます。このことが国や社会に大きな問題をもたらすことになる」と続けています。

中国の60歳以上の人口は2020年には2億6400万人となっていて、労働人口の減少とともに急速に高齢者の増加が社会課題となっている。高齢者の数が多く、社会が高齢化している中国は介護ロボットの最大の市場という見方もある。

■ World Robot Conference 2021 会場の様子と展示ロボット(©Reuters)



(ロボスタ編集部)