XFN-ASIAによると、中国鉄鋼最大手の上海宝鋼は、同業のブラジル最大のCSN(ナショナル製鉄)と共同で、ブラジル国内に製鉄所を新設する交渉を行っている。これは国営経済紙・中国経営報が同日付で、上海宝鋼の幹部の話として報じた。それによると、新工場は、両社の対等出資で建設され、年間600万トンの生産能力を持つものになるとしている。

  また、上海宝鋼は、中国の同業大手、済南鋼鉄とブラジル鉄鉱石大手CVRDと3社共同で、25億元(約350億円)を投じ、中国・山東省に年間1000万トンの処理能力を持つ鉄鉱石精錬施設を設置するとも伝えている。上海宝鋼とCVRDは2004年にも共同でブラジルに製鉄工場を設置する計画を発表している。【了】