CBS MarketWatchによると、インドネシアのジャワ島中部ジョクジャカルタで、27日午前5時54分(日本時間同日午前7時54分)ごろに発生したマグニチュード(M)6.3の強い地震による死者数が、一夜明けた28日の時点で4611人に達したことが分かった。AFP通信が現地当局の話として伝えた。負傷者はおよそ2万人、家を失った人は20万人と見られている。

  ユドヨノ大統領の指示を受けて、同国軍は27日午後に被災地に到着。救援活動の指揮を執るため、閣僚も現地入りしている。しかし、多くの建物が倒壊して通路を確保できないことから、救助活動は難航しているもようだ。また、今回の地震を受けて、ムラピ火山の活動が活発化し、同火山の南側から噴出物が確認できるとして、専門家は今後の噴火の可能性を視野に監視を行っている。【了】