「厳重警戒」継続 5月16日まで警戒度レベル2.5
栃木県は23日、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き「第4波の入口で攻防を続けている」として警戒度レベルを県版ステージ2.5「厳重警戒」のまま維持することを決めました。
県内での新規感染者数は4月に入り1日20人程度で推移していますが、感染経路不明の割合が徐々に増え、病床使用率は県の警戒度で上から2番目の「重点措置」レベルが続いています。
「厳重警戒」の維持は、県内全域を対象に24日から大型連休をはさみ5月16日までです。
23日、政府が発令を決定した3度目となる国の緊急事態措置や対象地域が拡大となるまん延防止等重点措置が出されている区域への不要不急の往来自粛を求めるほか、改めて普段は一緒に過ごさない親族などを含め大人数での飲食や飲酒、パーティーなどの自粛を求めています。
一方、23日現在で62例が確認されている変異株について国に委託しているゲノム解析を来週から県内の医療機関などで行い、変異株をいち早く発見し更なる拡大を防止します。
県では飲食店への新たな感染防止対策認証制度「とちまる安心認証」を5月からスタートさせます。
これは感染防止対策に取り組んでいる飲食店を県が認証、公表するもので、5月上旬に県が基準を公表、中旬ごろから申請を受け付け調査員による現地確認などを行い、基準に適合した店舗にステッカーなどを交付します。
県では、今後予定している県民一家族一旅行で付与する地域限定クーポンの取り扱い店舗への参加は、この認証を受けることを条件とする方針です。