溶接の魅力を伝え人材確保につなげようと、栃木市の金属加工会社が手掛けた溶接が体験できるテーマパークが21日、オープンしました。

栃木市大宮町にオープンしたのは、溶接のテーマパーク「アイアンプラネットベースオブ栃木」です。

金属加工の八興製作所が、工場の一部を改装して溶接を体験できる場所を作りました。

小学生以上が体験可能で、職人の付き切りの指導で棚やいすなどを1、2時間で作成することができるということです。

溶接士は全国的に人材不足で、八興製作所では求人募集をしても年間に数人ほどしか集まらなかったことから、この仕事を身近に感じてもらおうと2年前に体験施設のアイデアが浮かびました。

体験は完全予約制で、制作する物によって料金が変わり、材料費込みでおよそ3000円から1万円ほどです。

ほかにも溶接士が廃材で作ったバイクや機関車などの模型の作品を展示し、平日は隣接する工場を見学することができます。