栃木市にあるとちぎ花センターでは、珍しい春の花が見頃を迎えています。

こちらは、宝石の翡翠(ひすい)のような色で、見る人を魅了するヒスイカズラです。

フィリピンが原産で、現地では絶滅危惧種に指定されている貴重な植物です。

とちぎ花センターによりますと、今年は日照時間などの条件が良く、つぼみの数が観測史上2番目の多さだということです。

咲いた花は2~3日で落ちてしまうというヒスイカズラ。 

見頃は来月中旬ごろまで続きそうです。

一方、こちらはトビカズラです。

開花すると国家的な事変が起こるという言い伝えがあるほど珍しい花です。        

濃い紫色の花が、まるでブドウの房のように咲くのが特徴です。

とちぎ花センターでは、7年ほど前から栽培していますが、ここ数年は花を咲かせることがなく、この春、5年ぶりに開花しました。

このトビカズラは、今月10日ごろまで楽しめそうです。