原辰徳監督(2014年撮影)

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プロ野球の巨人は2021年3月30日、バンテリンドームで中日と対戦し3−3で引き分けた。

巨人は3回にウィーラー内野手(34)の適時打で先制したが、その裏に守備の乱れから2点を失い逆転を許した。4回には中島宏之内野手(38)のソロが飛び出し同点に。8回に1点を追加して逆転に成功したものの、8回からマウンドに上がった2番手・大竹寛(37)が1点を守り切れなかった。

2死から拙守連発で逆転され...

1点リードの3回、まさかの凡ミスが続きピンチを広げて失点へとつながった。

先発サンチェス投手(31)は先頭・根尾昂内野手(20)を三振、続く大野雄大投手(32)を三ゴロに打ち取り簡単にアウト2つを取った。その後、1番打者の大島洋平外野手(35)にセンター前に運ばれ2死からランナーを許した。

2死1塁の場面で阿部寿樹内野手(31)が放った打球はセカンドへのゴロに。これを2塁手の吉川尚輝(26)がエラーして1、2塁となった。

続く高橋周平内野手(27)の三ゴロを岡本和真(24)が2塁に送球しオールセーフ。2死満塁とピンチが広がり、4番ビシエド(32)に2点適時打を許した。

8回に理想的な展開で逆転するも...

先制した直後に拙守を連発し逆転された。セカンドのレギュラー争いをしている吉川のイージーミス、そして岡本のフィルダースチョイス。あってはならぬ凡ミスが今季初先発のサンチェスの足を引っ張った。

巨人は4回に中島のソロですぐさま同点とした。8回には無死1塁から代走・増田大輝(27)が盗塁を決め、坂本勇人内野手(32)の適時打で逆転する理想的な展開に。だが、その裏に2番手として登板した大竹が1死1,2塁から平田良介外野手(33)に痛恨の適時打を許し、試合は振り出しに戻った。

3回の守備で逆転のきっかけを作ってしまった吉川に対して、インターネット上でのG党からは「浮足立っている」「ひどいミス」「集中力を欠くプレー」など辛辣な声が上がっている。チームは開幕から無敗をキープしているが、この日はつまらぬミスで白星を逃してしまった。