ラップの代わりになるもの4つ。皿や野菜の葉を活用してゴミを減らす
毎日の生活で欠かせないラップですが、一回使っただけでそのまま捨ててしまうのはもったいないと思うことも多いですよね。
「プラスチックのラップを使い捨てなくても、繰り返し使える便利でエコなアイテムや昔ながらの方法で簡単に代用できますよ」と話すのは、環境に優しくエコに配慮した暮らしのアイデアが国内外で人気な、インスタグラマーの野村蘭さん。その方法を詳しく教えてもらいました。
“使い捨てない”ラップアイデア
今回は、環境に優しい素材のラップや、身近なものでラップの代わりに使えるアイテムなど、いろいろな“使い捨てない”ラップのアイデアをご紹介します。普段使っているラップを使い捨てないラップに代えるだけで、プラスチックゴミを減らすことができます。
みつラップは、蜂の巣から取れる蜜蝋(みつろう)を布にしみ込ませてあるもので、水で洗って繰り返し使えます。
体温で温まることでもやわらかくなるので、いろんな形にフィットし、冷えると粘着度もアップ。しっかり密閉してくれます。
キャベツの断面もみつろうラップでカバー
カットした野菜や果物を包んで、冷蔵庫で保存するのに便利です。みつろうラップで包んでおくと、乾燥を防いで野菜や果物の鮮度を長持ちさせてくれる効果もあります。また、ラップの代わりにみつろうラップでおにぎりを包めば、持ち歩くのにも便利です。
みつろうラップは熱に弱いので、電子レンジにかけることや、熱いものを包むのには向きません。また、お湯で洗うことができないので、肉や魚など生ものは包めません。使用後は水で洗って乾かして、1年くらいは使うことができます。私はネットで購入していますが、いろいろな色や模様のみつろうラップが販売されているので、お気に入りを探してみてください。
シリコンラップは、シリコンからできたラップで、これまでのラップと同じ感覚で使えます。残りものが入ったお皿などにつけて、冷蔵庫や冷凍庫で保存できますし、熱にも強いのでそのまま電子レンジにかけることもできます。
いろんなサイズがあり、やわらかくて着脱しやすいのも魅力。使いかけの野菜にもぴったりフィットします。しかも破れない限り永久的に使え、使ったあとは洗って乾かして何度も使用できます。私はネットで購入しましたが、100円ショップなどでも手に入ります。
シリコンラップやみつろうラップがなくても、家にある小皿もラップの代用になります。残り物が出たら小皿でフタをしておけば、ラップのように乾燥を防いでくれます。そのまま冷蔵庫に入れて保存もできますし、電子レンジで温めるときも小皿(電子レンジ対応のもの)で代用できます。
ただかぶせるだけなので、ラップをするより簡単です。また、シリコンラップやみつろうラップより洗いやすいです。フタ代わりの皿は平らなものより、深さがあり、保存する器よりも少し大きめを使うとずれにくいと思います。ただし陶器などは落とせばもちろん割れてしまうので、熱したあとなどの取り扱いには注意が必要です。
海外の国では、バナナの葉っぱをラップの代わりに使っているそうです。バナナの葉は手に入らないので、キャベツで試してみました。お皿にキャベツをかぶせて冷蔵庫で保存してみたところ、ラップの代わりになりました! とくに、キャベツの味がついてしまうということもなかったです。使い終わったキャベツは食べてしまうことも可能ですし、かたくて捨ててしまう外葉を利用しても。
いかがでしょうか? ラップを使わなくても、探してみれば代わりに使えるアイテムはたくさんあります。このほかにも、鍋のフタでもカバーできますし、繰り返し使える保存容器に入れ替えればラップは必要ありません。
今、プラスチックゴミの増加が世界中で問題になっています。プラスチック製品をまったく使わずに生活することは難しいですが、プラスチックの使用量を減らすことはできます。毎日の暮らしのなかで地球のためにできることを、小さなことからでもいいので始めてみませんか?
●教えてくれた人
インスタグラマー&1級ファイナンシャルプランナー。夫、中高生の娘2人の4人家族。無理なく続くゴミを出さないエコな暮らしを、インスタグラム(@zerowaste.japan
)で発信中。フォロワーは現在約15万人。
「プラスチックのラップを使い捨てなくても、繰り返し使える便利でエコなアイテムや昔ながらの方法で簡単に代用できますよ」と話すのは、環境に優しくエコに配慮した暮らしのアイデアが国内外で人気な、インスタグラマーの野村蘭さん。その方法を詳しく教えてもらいました。
“使い捨てない”ラップアイデア
みつろうラップ、野菜の葉…環境に優しくエコなラップの代用品4つ
今回は、環境に優しい素材のラップや、身近なものでラップの代わりに使えるアイテムなど、いろいろな“使い捨てない”ラップのアイデアをご紹介します。普段使っているラップを使い捨てないラップに代えるだけで、プラスチックゴミを減らすことができます。
●自然素材で安心!みつろうラップ
みつラップは、蜂の巣から取れる蜜蝋(みつろう)を布にしみ込ませてあるもので、水で洗って繰り返し使えます。
体温で温まることでもやわらかくなるので、いろんな形にフィットし、冷えると粘着度もアップ。しっかり密閉してくれます。
キャベツの断面もみつろうラップでカバー
カットした野菜や果物を包んで、冷蔵庫で保存するのに便利です。みつろうラップで包んでおくと、乾燥を防いで野菜や果物の鮮度を長持ちさせてくれる効果もあります。また、ラップの代わりにみつろうラップでおにぎりを包めば、持ち歩くのにも便利です。
みつろうラップは熱に弱いので、電子レンジにかけることや、熱いものを包むのには向きません。また、お湯で洗うことができないので、肉や魚など生ものは包めません。使用後は水で洗って乾かして、1年くらいは使うことができます。私はネットで購入していますが、いろいろな色や模様のみつろうラップが販売されているので、お気に入りを探してみてください。
●しっかりくっつく!シリコンラップ
シリコンラップは、シリコンからできたラップで、これまでのラップと同じ感覚で使えます。残りものが入ったお皿などにつけて、冷蔵庫や冷凍庫で保存できますし、熱にも強いのでそのまま電子レンジにかけることもできます。
いろんなサイズがあり、やわらかくて着脱しやすいのも魅力。使いかけの野菜にもぴったりフィットします。しかも破れない限り永久的に使え、使ったあとは洗って乾かして何度も使用できます。私はネットで購入しましたが、100円ショップなどでも手に入ります。
●家にある小皿もラップの代わりに
シリコンラップやみつろうラップがなくても、家にある小皿もラップの代用になります。残り物が出たら小皿でフタをしておけば、ラップのように乾燥を防いでくれます。そのまま冷蔵庫に入れて保存もできますし、電子レンジで温めるときも小皿(電子レンジ対応のもの)で代用できます。
ただかぶせるだけなので、ラップをするより簡単です。また、シリコンラップやみつろうラップより洗いやすいです。フタ代わりの皿は平らなものより、深さがあり、保存する器よりも少し大きめを使うとずれにくいと思います。ただし陶器などは落とせばもちろん割れてしまうので、熱したあとなどの取り扱いには注意が必要です。
●冷蔵保存なら、キャベツの葉っぱも便利
海外の国では、バナナの葉っぱをラップの代わりに使っているそうです。バナナの葉は手に入らないので、キャベツで試してみました。お皿にキャベツをかぶせて冷蔵庫で保存してみたところ、ラップの代わりになりました! とくに、キャベツの味がついてしまうということもなかったです。使い終わったキャベツは食べてしまうことも可能ですし、かたくて捨ててしまう外葉を利用しても。
●まだまだある、ラップの代用アイデア
いかがでしょうか? ラップを使わなくても、探してみれば代わりに使えるアイテムはたくさんあります。このほかにも、鍋のフタでもカバーできますし、繰り返し使える保存容器に入れ替えればラップは必要ありません。
今、プラスチックゴミの増加が世界中で問題になっています。プラスチック製品をまったく使わずに生活することは難しいですが、プラスチックの使用量を減らすことはできます。毎日の暮らしのなかで地球のためにできることを、小さなことからでもいいので始めてみませんか?
●教えてくれた人
【野村 蘭さん】
インスタグラマー&1級ファイナンシャルプランナー。夫、中高生の娘2人の4人家族。無理なく続くゴミを出さないエコな暮らしを、インスタグラム(@zerowaste.japan
)で発信中。フォロワーは現在約15万人。