家飲みは飽きた? 定番メーカー「なとり」に聞いた目からウロコのアレンジ術3選
長引く巣ごもり生活とともに、家飲み需要の高まりも続きそう。そのなかで、飲み方にマンネリ化を感じている人は少なくないでしょう。前回は、日夜おつまみのおいしさや楽しさを研究している「なとり」におつまみの歴史を聞きましたが、今回は手軽にアップデートできるアレンジ術や、新たな発見を得られるようなペアリングを聞いてみました。
手軽なアレンジ術とペアリング3選
まずは同社を代表する「チーズ鱈」のなかでも、プレミアムなおいしさを目指した「一度は食べていただきたい 熟成 チーズ鱈」から紹介していきましょう。
「こちらは、1年以上熟成させたチェダーチーズのうまみを存分に味わえる自信作です。当初は“珍味の王様”といわれたイカで挟む『チーズいか』の開発に取りかかりました。しかし、イカが変色してしまうなどの問題があってタラに変更したのです。タラのあっさりした味とチーズのコクがマッチした、絶妙なバランスがおいしさの秘訣ですね。ペアリングの定番はやっぱり赤ワイン。ビール類やレモンサワーもよく合いますよ」(武井さん)
「アレンジレシピは、『厚揚げのたらこ「チーズ鱈」のせ』がオススメです。4等分に切った厚揚げを焼いてタラコマヨネーズを塗り、その上に『チーズ鱈』を2〜3本のせてグリルでこんがり焼き、ディルを飾れば完成。当社の公式サイトにも載っていますのでぜひお試しください。ただ、少々準備が必要ですので、より手軽な『焼き「チータラ」』もオススメです」(武井さん)
次は、「不思議な新食感 濃厚チーズ」。なとり独自の「ヒートパフ製法」で、ふわっと軽くしっとりとした食感に仕上げているのが大きな特徴です。開発の背景には、2000年代以降の国内チーズ消費量の増加にあると武井さん。
「チーズが人気の一方でややマンネリ化の様子もあり、誰も見たことのない、新しいスタイルのチーズおつまみを生み出そうという考えから開発に着手しました。なんとも形容しがたいあの食感に至るまで、試行錯誤を繰り返した商品です。ワインももちろん合いますが、ぜひハイボールと合わせてみてください。レモンサワーもオススメです」(武井さん)
「アレンジレシピは、『不思議な新食感 濃厚チーズ のスープのせ』を試してみてください。お湯を注ぐタイプのコンソメスープを作り、『不思議な新食感 濃厚チーズ』を浮かべて完成です。より凝ったアレンジとしては『不思議な新食感 濃厚チーズ のピンチョス』が公式サイトに載っているので、こちらもぜひお試しください」(武井さん)
最後は「THEおつまみBEEF」。開発のきっかけとなったのはビーフジャーキーの売上低迷で、その理由を探ると「味は好きだけど食感が硬い」という声があったとか。そこで、食べごたえと食べやすさを両立させる新商品開発に着手し、苦労の末に誕生したと武井さんは言います。
「最終的には新たに開発した特許製法を用いることで、商品化にこぎつけました。厚みがありながらほぐれやすいという新食感で発売直後からヒットし、新たなビーフジャーキー市場を切りひらけたのではないかと自負しております。ビールや新ジャンル、またレモンサワーがオススメです。レモンサワーは、甘くないタイプのほうがより肉との相性がいいですよ」(武井さん)
「アレンジは、開発者から手軽なレシピを新たに仕入れてきました! 『THEおつまみBEEF』にマヨネーズをのせ、トースターで30秒〜1分温めるだけです。コンロの下グリルでもOKですが、この場合は加減を見ながら焼いてください」(武井さん)
最後に、3月からなとりはプレゼントキャンペーンを実施するそう。内容は「一度は食べていただきたい」シリーズの数品や、「不思議な新食感 濃厚チーズ」のバーコードをハガキに貼って応募すると、オススメの商品が当たるというもの。キャンペーンサイトも2月26日から公開されているので、ぜひこちらをチェックしてみましょう。
開発秘話やひと手間アレンジなどを知れば、よりおつまみをおいしく楽しめるはず。ぜひ本稿を参考に実践し、家飲み時間をアップデートしてもらえたら嬉しいです。
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