家にいると自炊する機会が増えるし、冬場はシャワーよりもお風呂に入りたい。この頃、水道光熱費の上昇に悩んでいる人も多いのでは? こんな時こそ、毎日かかるコストを見直すチャンスです!
今回は、一年中稼働するキッチン周りやお風呂のおトクな使用法を検証しました!


キッチンの電気代、どれがおトク?

キッチンの水道光熱費、どっちがおトク?



夏はできるだけ火を使わない料理がいいですが、冬は温かいものがうれしい。光熱費がかかる冬場のキッチンで節約するならどっち?

●煮込み料理はガスコンロvs電気調理鍋
→電気よりガスの方が割安だからガスコンロがおトク!



電気調理鍋(消費電力800Wの場合)の1時間当たりの電気代は21.6円。無水カレー4人分を調理するときの電気代は8.8円(メーカー調べ)。
ガスコンロで中火5分(1.75円)、弱火15分(1.25円)でカレーを調理した場合のガス代は3円程度。ガス代の方が安くておトク!

●食器洗いは1日1回まとめ洗いvs毎食後ごと洗う
→使う水の量を比べるとまとめ洗いがおトク!



跳ね上がるくらいの水量を流したまま食器を洗うと1分当たり12L(約3.6円。半分の水量で約1.8円)。
家族の人数にもよりますが、1回当たりの食器洗いに10分かかると、水を流しっぱなしにした水道代は18〜36円。1日3回だと54〜108円に。
1日1回まとめ洗いの場合、食器の量が多くなるので倍の時間がかかるとしても36〜72円。
お湯で洗うと水道代の他に光熱費もかかるので、まとめ洗いがおトクに。

●食卓で鍋をするならカセットコンロvsホットプレート
→割高なカセットガスよりホットプレートがおトク!



ホットプレートを強火(消費電力1200W)で1時間使用すると電気代は32.4円。1時間強火のまま使用することはめったにないので、火加減を調節すると約16.2円。
カセットコンロはカセットガス1本で、強火で1時間程度使用できるため、1本当たり200円とすれば1時間200円。
火加減を調整し1本で3回使用できると仮定した場合、1回当たり約66円。鍋料理は深さのあるホットプレートがおトク!

お風呂の水道光熱費、どっちがおトク?




冬は湯船に浸かって体を温めるのがマスト。お湯をためるのにかかるガス代は少しでも抑えたいですが、節約になるのはどっち?

●高めの湯温で給湯+水をたすvs適温で給湯
→最初から適温で給湯した方がガス代がおトク!



40℃のお湯を浴槽(200L)にためるコストは、ガス代は約60.82円、水道代は約40円で100.82円かかることに。
一方、45℃で170L給湯してから、30Lの水道水をたした場合は、ガス代約62.04円、水道代40円で=102.4円。
最初から適温で給湯した方が、1.22円おトクになります。

※水温15℃、都市ガスの発熱量を10,750kcal/m³、ガスのエネルギー効率90%、都市ガスの料金単価を145.31円/立方メートル、水道代は1Lを0.2円として計算。

●給湯パネルのスイッチは使うときだけオンvs一日じゅうつけっぱなし
→使うときだけオンで年間で1000円節電



給湯パネルの待機電力は家庭の全待機電力の約20%、電気代は年間約1800円かかっています。
とくに自動で画面表示がオフになる節電機能がついていないものだと、自動オフになるタイプより電気代が約500円プラス。
外出や就寝の前にスイッチをオフにすることを習慣にすれば、年間で1000円程度を節電できます。

<イラスト/ナカオテッペイ 取材・文/ESSE編集部>

【監修/エネチェンジ】



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