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株式会社ZMPは、2020年11月10日〜12日に実施した、成田国際空港制限区域内における自動走行貨物牽引車による実証実験の走行動画を2021年1月21日に公開した。
同実証実験は、丸紅株式会社と同社の合弁会社であるAiRO株式会社が国土交通省航空局主催の「空港制限区域内の自動走行に係る実証実験」に参加し、ZMPが自動運転専用に独自設計・開発した牽引車両(EV)CarriRo Tractor 25Tを用いて、成田国際空港第2ターミナル本館からサテライトおよび駐機場までの区間、運搬用コンテナ4台を牽引して自動走行したものだ。
なお、同EVは、同実証実験が日本初公開となっている。同社は今後、AiROを通じて、空港制限区域内における自動走行車両の実用化に向けた取り組みを推進していくとのことだ。

■【動画】成田国際空港における自動走行貨物牽引車の実証実験:


●CarriRo Tractor 25T について
同社が開発したCarriRo Tractor 25Tは、ZMPの自動運転の頭脳となるIZACを搭載、無人の状態で最大25tの貨物けん引を行う自動運転車両として提供しており、空港内でのコンテナ輸送や工場敷地内での建屋間の部品や材料の輸送、また港湾でのものの輸送といったシーンで、物の移動の自動化に貢献している。
また、フロント部に搭載する3D-LiDARやGPSなどのセンサーを活用した自己位置推定技術により、インフラ環境を変更することなく自動運転が可能だ。
自動運転走行では、走る・曲がる・止まるといった車両の制御や障害物の認識、クラウドシステムROBO-HIを活用することにより遠隔監視や遠隔指令なども行える。

CarriRo Tractor 25Tは全長3300mm、全幅1230mm、高さ1900mmとコンパクトな車体が特徴

CarriRo Tractor 25T 製品ページ::
https://www.zmp.co.jp/carriro/carriro-tractor/25t

成田国際空港における貨物牽引車の実証実験ウェブサイト::
https://www.zmp.co.jp/case/izac/airport4


(ロボスタ編集部)