現役続行を表明している田原誠次、石川雄洋、宮國椋丞(左から)【写真:荒川祐史】

写真拡大

元DeNAの石川はインスタで「現役続行に望みをかけて頑張りたい」と表明

 2月1日に迎えるプロ野球のキャンプインまで3週間となった。2021年シーズンに向かう各球団の陣容が固まりつつある中、現役続行の意向を示しながら去就が決まっていない選手もいる。ここでは、今季の所属先が未定となっている主な選手を見ていきたい。

○宮國椋丞投手(元巨人)
 昨季は21試合25回1/3を投げて防御率5.33。プロ10年目を終えた今オフに戦力外通告を受けた。昨年12月に参加した12球団合同トライアウトでは、同僚だった吉川大幾から三振を奪うなどアピールしたが、今のところNPB球団入りの話はない。現在も自主トレを続けている。

○田原誠次投手(元巨人)
 12年に貴重なサイドスローとしてチームのリーグ優勝と日本一に貢献。16年には自己最多の64試合に登板したが、20年は1軍登板なし。昨年11月に戦力外通告を受け、トライアウトに参加した。今月には自身のインスタグラムで自主トレを継続していることを明かし「自分はまだ進路は決まってませんが良い報告が皆さんに出来るように頑張っていきます」と綴った。

○由規投手(元楽天)
 18年オフにヤクルトを戦力外となり、育成選手として楽天に入団。19年途中に支配下登録を勝ち取り、同年9月26日の西武戦では481日ぶりに1軍登板も果たしたが、20年は1軍登板なしで自身2度目の戦力外通告を受けた。自身のインスタグラムでは「燃え尽きるまで挑戦する」と表明。昨年12月のトライアウトでは打者3人に対し1安打1死球。最速148キロをマークした。

○伊藤隼太外野手(元阪神)
 18年にキャリア最多の96試合に出場したものの、19年からは2年連続で1軍出場なし。2011年のドラフト1位もレギュラーの座をつかめないまま虎を去ることに。今月開設した自身のYouTubeチャンネルでは「現役続行を目指してトレーニングを続けていくつもりです」などとあらためて意欲を表明している。

○石川雄洋内野手(元DeNA)
 09年はレギュラーとしてチームを牽引。12年にはDeNAとして初の主将となったが、その後は怪我にも泣かされて出場機会を減らし、20年は1軍出場がなかった。昨年11月に戦力外通告を受けた直後、自身のインスタグラムで「可能性的は低いかもしれませんが、現役続行に望みをかけて頑張りたいと思います」と表明している。(Full-Count編集部)