40代からは「ひとりになる瞬間」が幸せを生む。大草直子さんの人づき合い
ファッション界で編集者、ライター、スタイリストとして第一線で活躍してきた大草直子さん。多数のメディアに登場し、華やかにキャリアを重ねてきたように見える大草さんですが、じつは「小学校時代は不登校」「サルサを学びに会社を辞めて渡米」「離婚したのち子連れ再婚」など、意外な経験をおもちです。
大草さんの生き方のモットーや、子育て、家庭や仕事について伺いました。
大草直子さんの生き方や子育てについて聞きました
――雑誌やテレビで見る大草さんは、いつも朗らか。笑顔が印象的で、テキパキと仕事をこなしている姿からは、ハッピーなエネルギーが溢れています。でも、大草さんの著書『飽きる勇気
』(講談社刊)には、大草さんは子ども時代、小さなイジメが原因で「不登校」になったというエピソードが記されています。
大草直子さん(以下敬称略) そうなんです。原因は些細なことだったと思うのですが、半年ほど学校に行けなかったんです。自分の記憶では2週間ほどなんですけどね(笑)。母には学校に行きなさいと言われたり、理由をしつこく聞かれた記憶はありません。ただ、しばらくたった後に、「イヤなら学校を辞めてもいい。だけど、それなら先生には、自分で言いに行きなさい」と言われ、学校に連れていってもらいました。結局そのことをきっかけに、再び私は学校に通うようになったのですが、子どもながらにこのとき、
「嫌な場所からは逃げてもいいんだ」
「自分で決めたことは、自分で言わなければならないんだ」
ということを実感したことが、その後の人生にもずっと残っているような気がしています。サルサを学びたくて南米に遊学したことも、離婚も再婚も、みんな「自分が決めたこと」。その積み重ねが、今の自分をつくっていると思っています。
――ご自身の人生では、大胆な決断を何度もされていますよね。『飽きる勇気』を読んでいると、大草さんは、周囲がなんと言おうと、自分自身の価値基準を持ち、自分が決めたことを実行することで、自分のやりたいことを実現してきたように思います。
大草 そうですね。自分で決めたことがうまくいけば、それは自信になりますし、失敗しても、人を責めることがありません。親が子につい言ってしまう、「あなたのためよ」という言葉。日本ではまだまだ自己犠牲的な愛情をよしとする傾向がありますが、犠牲愛のようなものって、本当はお互いにつらいものだと思うのです。「あなたのため」は、一歩間違えるとすぐに「あなたのせい」になってしまう。「あなたのために仕事を辞めたのよ」という言葉は、ほんの少しの気持ちの揺れで、すぐに「あなたのせいで仕事を辞めた」に変わってしまう危険があると思うんです。仕事を辞めるのは、「自分のため」であるべきだと思いますし、そのことに自分が納得しておいた方がいいと思っています。
ベネズエラ出身の夫と再婚した大草さん(写真は書籍より)
――大草さんには、20歳、15歳、10歳のお子さんがいらっしゃいますが、お子さんたちにも「自分で決断する」習慣をつねに促していらっしゃるそうですね。
大草 そのことがとても大切だと思っているので、なるべく子どもたちにも伝えています。でも、子育てはまだまだ道半ば、偉そうなことは言えません(笑)。ただ、日々のお洋服から進路についてまで、「あなたはどうしたい?」と考えさせるようにしています。毎日自分が選んだことでつくられてゆく人生は、自己肯定感にもつながるのではないかと思っています。
――ESSEONLINE読者は、毎日家事や育児に追われています。忙しい毎日で、ふと気がついたら40代、50代になっていた、ということも多いのですが、日々の生活のなかで「これを心がけるとよい」というようなアイデアはありますか?
大草 子育てや家事に集中していると、とても忙しかったはずのに「あれ、私は今年なにをしたんだっけ?」と思ってしまうことがありますよね。お子さんがいてもいなくても、家を心地よく整えたり、家族の世話をすることは、「生活の土台を整える」という大きな仕事です。
家事や子育てなど、家まわりの仕事って、なかなか外の人からの評価を得られる機会がありませんよね。でもその仕事はとても大変で、長年続けることは並大抵のことではありません。そのことは、自分がいちばんわかっているのではないかと思います。だから、ずっと家のことをがんばっていらっしゃる方には、ご自身がしてきたことを、ご自身ではたくさんほめて、労ってあげる機会をつくってほしいと思います。外の仕事があろうとなかろうと、「今の暮らしは、自分がつくってきた実績」なんですよ! そのことをもっと誇っていいと思います。
今の暮らしが実績! ぜひ自分を労って(写真は書籍より)
だれも労ってくれないときも、たとえば「年末」や「誕生日」などをきっかけに、自分で自分を労う日を設けてもいいのでは? プレゼントなどのものでもいいですが、たとえばなにかご自身の「好きなこと」を生活にプラスするのはいかがでしょうか。これだけやってきたのですから、趣味の時間を増やすとか、行ってみたかった場所に行ってみるとか。もちろん、2週間に1度お花を買うなど、ものでもいいですし、『飽きる勇気』の本の中でも書きましたが、なにもしない「レイジーデー」をつくるのもいいと思います。少しでいいので、普段の生活に自分らしい彩りや、自分を大切していると感じられるようなことが加わると、もっと楽しくなると思います。
――他者からの評価を求めてしまうと、思うようにいかないことが多い家事や子育てですが、自分でほめてあげるだけでいいなら、すぐにもできそうですね。
大草 本当にそうなんです。私はよく、こんな風に考えるんです。目の前に空のコップがあって、自分はお水が欲しいと思っている。そのときにどんな方法を取るか。いろいろな方法がありますよね。注がれるのを待つ、注いでもらえるようにだれかに頼む、注いでと泣いて懇願する…。でももしも、
「自分で注ぐ」
ことができれば、それがいちばん簡単で確実ではないですか?
水は、「愛情」である場合もあるし、「自分のやりたいこと」「ほしいもの」、なんにでも置き換えられると思います。それらがたりないとき、自分で水を注いで満タンにすることができれば、人に頼らなくてもすみますし、思いどおりに手に入らないとイライラすることもありません。それに、思いがけず人から注いでもらったときは、大きな感謝の気持ちを持つことができます。自分のコップが満タンなら、人のコップに水を注いであげる余裕も生まれます。だから、私自身も、子どもたちも、「自分で水を注げる人」になれればいちばんいいなって。もちろん、いろいろ工夫しても、自分自身だけでは水を入れられない場合もあります。でも自分でなんとかできる部分は、伸ばしていきたいと思っています。
――人を幸せにするには、まず自分から、ということですね。コップに水を注げる人間になるためには、どうしたらいいのでしょうか。
大草 元の話とも繋がりますが、やっぱりまずは自分で自分を大切にすることではないでしょうか。それには、空間的にも時間的にも、
「ひとりになる瞬間」
をもつことが、役立つと思います。旅行なんて、お金も時間もかかる大それたことをしなくていいんです。ほんの15分、20分でいいので、カフェに入ってコーヒーを飲んだり、ぼんやりと音楽を聴いたり、公園を散歩して、無になる時間をもつ…それだけで、心は満たされ、自分を取り戻すことができると思います。
ステップファミリーでもある大草さん一家は、とても仲よしです(写真は書籍より)
そうそう、最近、「(自分の、あるいはパートナーの)母親とうまくつき合えない」というお話を伺うことがあります。幸い私自身は母との間に問題を感じることはないのですが、それはどちらかがいいとか悪いではなく、たまたま相性がよかったのだと思います。同じ母親、同じ娘でも、対する相手が変われば、うまくいく場合、いかない場合両方あります。それはもう、仕方がないことですし、正直、大人になってからは「母親は太陽のよう(に絶対的)な存在」「抗ってはいけない相手」と無理に思わなくていいと思っています。大人同士、女同士として関係をつくり直す、くらいの気持ちでいるくらいが、距離感も含めてちょうどいい。
私たちはついつい、「相手に変わってほしい」「もっとわかってほしい」と、相手頼みになってしまうことも多いですが、相手に変化を求めても、正直疲れるだけなんです。大人になったら、なかなか人から言われて変わることは難しい。だったら相手ではなく、自分をコントロールする方が絶対にラク!
だからこそ、そんな家庭内のゴタゴタを切り離して、「ひとりになる瞬間」が必要なんです。ひとりになることで、感情的になっていたことがらにも冷静になれるし、物理的にも心理的にも距離を置くことで、客観的な解決策が浮かぶこともあります。
40代、50代からは、ますます「自分はどう考えるか」「なにを大切に思っているか」が、人生を支えていくのではないかと思います。人と比べたり、だれかの「教え」を生真面目に守らなくてもいいんです。それぞれが考えた「これがいい」というやり方が、正解なのだと思います。
今日の大草さんのコーデ。ふんわりしたタートルニットと揺れるプリーツスカートが大人の余裕を感じさせます。
大草さんの生き方やファッションについては、新刊『飽きる勇気 好きな2割にフォーカスする生き方
』(講談社刊)にも詳しく語られています。こちらもぜひチェックしてくださいね。
大草さんのファッションについては、こちらの記事も見てくださいね!
●教えてくれた人
1972年東京生まれ。スタイリングディレクター。大学卒業後、婦人画報社(現ハースト婦人画報社)に入社。「ヴァンテーヌ」の編集に携わったが、サルサに出合い中南米へ遊学。帰国後はフリーの編集者、ライター、スタイリストとして活躍し、結婚。第一子を出産する。雑誌、カタログの仕事をこなす一方、広告のディレクションやトークイベントに出演するなど、多方面で活躍。その間、離婚、再婚し、現在はベネズエラ出身の夫と3人の子どもと暮らす。2015年よりウェブマガジン「ミモレ」を創刊編集長としてスタート。2019年よりセルフメディア「アマーク」をスタート。現在は商品開発やブランドコンサルタントとしても活躍中。カジュアルでも品のある着こなしは、幅広い世代の憧れを集め、現在インスタグラム(@naokookusa
)のフォロワーは29.6万人。 自身の半生をつづった初めての生き方本『飽きる勇気
』を講談社より発売。
<撮影/林紘輝 取材・文/小川聖子>
大草さんの生き方のモットーや、子育て、家庭や仕事について伺いました。
大草直子さんの生き方や子育てについて聞きました
自分の価値基準を持ち、自分で決める。自己犠牲ではなく「自分のため」に生きる
――雑誌やテレビで見る大草さんは、いつも朗らか。笑顔が印象的で、テキパキと仕事をこなしている姿からは、ハッピーなエネルギーが溢れています。でも、大草さんの著書『飽きる勇気
』(講談社刊)には、大草さんは子ども時代、小さなイジメが原因で「不登校」になったというエピソードが記されています。
大草直子さん(以下敬称略) そうなんです。原因は些細なことだったと思うのですが、半年ほど学校に行けなかったんです。自分の記憶では2週間ほどなんですけどね(笑)。母には学校に行きなさいと言われたり、理由をしつこく聞かれた記憶はありません。ただ、しばらくたった後に、「イヤなら学校を辞めてもいい。だけど、それなら先生には、自分で言いに行きなさい」と言われ、学校に連れていってもらいました。結局そのことをきっかけに、再び私は学校に通うようになったのですが、子どもながらにこのとき、
「嫌な場所からは逃げてもいいんだ」
「自分で決めたことは、自分で言わなければならないんだ」
ということを実感したことが、その後の人生にもずっと残っているような気がしています。サルサを学びたくて南米に遊学したことも、離婚も再婚も、みんな「自分が決めたこと」。その積み重ねが、今の自分をつくっていると思っています。
●「あなたのため」は一歩間違えると「あなたのせい」になってしまう
――ご自身の人生では、大胆な決断を何度もされていますよね。『飽きる勇気』を読んでいると、大草さんは、周囲がなんと言おうと、自分自身の価値基準を持ち、自分が決めたことを実行することで、自分のやりたいことを実現してきたように思います。
大草 そうですね。自分で決めたことがうまくいけば、それは自信になりますし、失敗しても、人を責めることがありません。親が子につい言ってしまう、「あなたのためよ」という言葉。日本ではまだまだ自己犠牲的な愛情をよしとする傾向がありますが、犠牲愛のようなものって、本当はお互いにつらいものだと思うのです。「あなたのため」は、一歩間違えるとすぐに「あなたのせい」になってしまう。「あなたのために仕事を辞めたのよ」という言葉は、ほんの少しの気持ちの揺れで、すぐに「あなたのせいで仕事を辞めた」に変わってしまう危険があると思うんです。仕事を辞めるのは、「自分のため」であるべきだと思いますし、そのことに自分が納得しておいた方がいいと思っています。
ベネズエラ出身の夫と再婚した大草さん(写真は書籍より)
――大草さんには、20歳、15歳、10歳のお子さんがいらっしゃいますが、お子さんたちにも「自分で決断する」習慣をつねに促していらっしゃるそうですね。
大草 そのことがとても大切だと思っているので、なるべく子どもたちにも伝えています。でも、子育てはまだまだ道半ば、偉そうなことは言えません(笑)。ただ、日々のお洋服から進路についてまで、「あなたはどうしたい?」と考えさせるようにしています。毎日自分が選んだことでつくられてゆく人生は、自己肯定感にもつながるのではないかと思っています。
●自分の功績をいちばんわかっているのは自分!40代以上は、自分の今までをしっかりほめて
――ESSEONLINE読者は、毎日家事や育児に追われています。忙しい毎日で、ふと気がついたら40代、50代になっていた、ということも多いのですが、日々の生活のなかで「これを心がけるとよい」というようなアイデアはありますか?
大草 子育てや家事に集中していると、とても忙しかったはずのに「あれ、私は今年なにをしたんだっけ?」と思ってしまうことがありますよね。お子さんがいてもいなくても、家を心地よく整えたり、家族の世話をすることは、「生活の土台を整える」という大きな仕事です。
家事や子育てなど、家まわりの仕事って、なかなか外の人からの評価を得られる機会がありませんよね。でもその仕事はとても大変で、長年続けることは並大抵のことではありません。そのことは、自分がいちばんわかっているのではないかと思います。だから、ずっと家のことをがんばっていらっしゃる方には、ご自身がしてきたことを、ご自身ではたくさんほめて、労ってあげる機会をつくってほしいと思います。外の仕事があろうとなかろうと、「今の暮らしは、自分がつくってきた実績」なんですよ! そのことをもっと誇っていいと思います。
今の暮らしが実績! ぜひ自分を労って(写真は書籍より)
だれも労ってくれないときも、たとえば「年末」や「誕生日」などをきっかけに、自分で自分を労う日を設けてもいいのでは? プレゼントなどのものでもいいですが、たとえばなにかご自身の「好きなこと」を生活にプラスするのはいかがでしょうか。これだけやってきたのですから、趣味の時間を増やすとか、行ってみたかった場所に行ってみるとか。もちろん、2週間に1度お花を買うなど、ものでもいいですし、『飽きる勇気』の本の中でも書きましたが、なにもしない「レイジーデー」をつくるのもいいと思います。少しでいいので、普段の生活に自分らしい彩りや、自分を大切していると感じられるようなことが加わると、もっと楽しくなると思います。
●目の前のコップが空なら自分で水を注げばいい
――他者からの評価を求めてしまうと、思うようにいかないことが多い家事や子育てですが、自分でほめてあげるだけでいいなら、すぐにもできそうですね。
大草 本当にそうなんです。私はよく、こんな風に考えるんです。目の前に空のコップがあって、自分はお水が欲しいと思っている。そのときにどんな方法を取るか。いろいろな方法がありますよね。注がれるのを待つ、注いでもらえるようにだれかに頼む、注いでと泣いて懇願する…。でももしも、
「自分で注ぐ」
ことができれば、それがいちばん簡単で確実ではないですか?
水は、「愛情」である場合もあるし、「自分のやりたいこと」「ほしいもの」、なんにでも置き換えられると思います。それらがたりないとき、自分で水を注いで満タンにすることができれば、人に頼らなくてもすみますし、思いどおりに手に入らないとイライラすることもありません。それに、思いがけず人から注いでもらったときは、大きな感謝の気持ちを持つことができます。自分のコップが満タンなら、人のコップに水を注いであげる余裕も生まれます。だから、私自身も、子どもたちも、「自分で水を注げる人」になれればいちばんいいなって。もちろん、いろいろ工夫しても、自分自身だけでは水を入れられない場合もあります。でも自分でなんとかできる部分は、伸ばしていきたいと思っています。
●空間的にも時間的にも「ひとり」を大切に
――人を幸せにするには、まず自分から、ということですね。コップに水を注げる人間になるためには、どうしたらいいのでしょうか。
大草 元の話とも繋がりますが、やっぱりまずは自分で自分を大切にすることではないでしょうか。それには、空間的にも時間的にも、
「ひとりになる瞬間」
をもつことが、役立つと思います。旅行なんて、お金も時間もかかる大それたことをしなくていいんです。ほんの15分、20分でいいので、カフェに入ってコーヒーを飲んだり、ぼんやりと音楽を聴いたり、公園を散歩して、無になる時間をもつ…それだけで、心は満たされ、自分を取り戻すことができると思います。
ステップファミリーでもある大草さん一家は、とても仲よしです(写真は書籍より)
そうそう、最近、「(自分の、あるいはパートナーの)母親とうまくつき合えない」というお話を伺うことがあります。幸い私自身は母との間に問題を感じることはないのですが、それはどちらかがいいとか悪いではなく、たまたま相性がよかったのだと思います。同じ母親、同じ娘でも、対する相手が変われば、うまくいく場合、いかない場合両方あります。それはもう、仕方がないことですし、正直、大人になってからは「母親は太陽のよう(に絶対的)な存在」「抗ってはいけない相手」と無理に思わなくていいと思っています。大人同士、女同士として関係をつくり直す、くらいの気持ちでいるくらいが、距離感も含めてちょうどいい。
私たちはついつい、「相手に変わってほしい」「もっとわかってほしい」と、相手頼みになってしまうことも多いですが、相手に変化を求めても、正直疲れるだけなんです。大人になったら、なかなか人から言われて変わることは難しい。だったら相手ではなく、自分をコントロールする方が絶対にラク!
だからこそ、そんな家庭内のゴタゴタを切り離して、「ひとりになる瞬間」が必要なんです。ひとりになることで、感情的になっていたことがらにも冷静になれるし、物理的にも心理的にも距離を置くことで、客観的な解決策が浮かぶこともあります。
40代、50代からは、ますます「自分はどう考えるか」「なにを大切に思っているか」が、人生を支えていくのではないかと思います。人と比べたり、だれかの「教え」を生真面目に守らなくてもいいんです。それぞれが考えた「これがいい」というやり方が、正解なのだと思います。
今日の大草さんのコーデ。ふんわりしたタートルニットと揺れるプリーツスカートが大人の余裕を感じさせます。
大草さんの生き方やファッションについては、新刊『飽きる勇気 好きな2割にフォーカスする生き方
』(講談社刊)にも詳しく語られています。こちらもぜひチェックしてくださいね。
大草さんのファッションについては、こちらの記事も見てくださいね!
●教えてくれた人
【大草直子さん】
1972年東京生まれ。スタイリングディレクター。大学卒業後、婦人画報社(現ハースト婦人画報社)に入社。「ヴァンテーヌ」の編集に携わったが、サルサに出合い中南米へ遊学。帰国後はフリーの編集者、ライター、スタイリストとして活躍し、結婚。第一子を出産する。雑誌、カタログの仕事をこなす一方、広告のディレクションやトークイベントに出演するなど、多方面で活躍。その間、離婚、再婚し、現在はベネズエラ出身の夫と3人の子どもと暮らす。2015年よりウェブマガジン「ミモレ」を創刊編集長としてスタート。2019年よりセルフメディア「アマーク」をスタート。現在は商品開発やブランドコンサルタントとしても活躍中。カジュアルでも品のある着こなしは、幅広い世代の憧れを集め、現在インスタグラム(@naokookusa
)のフォロワーは29.6万人。 自身の半生をつづった初めての生き方本『飽きる勇気
』を講談社より発売。
<撮影/林紘輝 取材・文/小川聖子>