[ちちんぷいぷい−毎日放送]2020年11月6日放送の「マルセイユのあなたの代わりに試セイユ!」のコーナーでは、今人気のマニアックな図鑑について紹介していました。

今密かなブームとなっているのが、マニアックなテーマを扱ったユニーク図鑑です。

例えば「おじさん図鑑」(絵・文:なかむらるみ)。これは、おじさんの特徴である言動や行動を紹介した図鑑です。


「おじさん図鑑」(小学館、左上)/「だんめん図鑑」(小学館、右上)/「明日から使える死亡フラグ図鑑」(宝島社、左下)「ダメダンナ図鑑」(創元社、右下)

「死亡フラグ図鑑」って何?

こうしたユニーク図鑑はほかにもたくさん。

「ダメダンナ図鑑」(著:井上ミノル)では、世のダンナはひとり残らず「ダメダメ」ということを面白おかしく解説しています。

「妻の話は聞いていない」
「目は節穴(妻の外見の変化も見落とす。しかし、若い女性の生足などには目ざとく反応する)」
「すきあらば寝転がっている」

など...。

また、「明日から使える死亡フラグ図鑑」(著:茶んた)は、「死亡フラグ(映画やアニメで「そのセリフを言ったらこのキャラクター死ぬな」と予感されるもの)」を集めた図鑑だとか。ツイッターで話題になり書籍化、発売1か月で売り上げ4万部を突破し完売店が続出しました。

一例を挙げると

「『俺、この戦いが終わったら結婚するんだ。故郷で式も挙げるからそん時はお前も呼んでやるよ』という人は大体帰ってこない」

イヤな予感しかしない言動あるあるです。

「なかみが丸見え」の図鑑?

「どうなっているの?だんめん図鑑」(製作・監修:断面マン<日本切断研究所>)では、スパッと割った断面作品ばかりを紹介しています。例えば、松ぼっくり・タイヤ・ハーモニカ・新幹線のフロントガラスなど。

しかし、なぜ断面なのでしょうか?

この図鑑を制作したのは、あらゆるものを切断するという「日本切断研究所」所長の丹久保正榮さん。

「切断っていうのは切ることだけじゃない。断面は作った人のいろんな思いですとか工夫がすごく詰まっているんです」(丹久保さん)

企業から「ライバル会社の製品がどうなっているのか?」と切断して中身を見てみたいとの依頼も多いそう。

丹久保さんが今まで切った中で一番感激したのが、生きた化石と呼ばれる「オウムガイ」。殻の断面にはきれいな曲線が渦巻き状に並び、まさに自然が生み出す芸術品だそうです。

番組では他にも様々な図鑑を紹介していました。図鑑といえばお堅いイメージでしたが、こんな斬新なものがあるとは知りませんでした。

(ライター:まみ)