ヒットを記録した『ワンダー 君は太陽』に続けるか - 画像は映画『ワンダー 君は太陽』より
 - Lionsgate/Photofest

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 『プーと大人になった僕』のマーク・フォースター監督が、映画『ホワイト・バード:ア・ワンダー・ストーリー(原題) / White Bird: A Wonder Story』のメガホンを取ることが決まった。米ライオンズゲートが発表した。

 ライオンズゲートは2017年にR・J・パラシオによるベストセラー児童小説を『ワンダー 君は太陽』というタイトルで映画化しており、同書に連なるパラシオのグラフィックノベル「White Bird: A Wonder Story」の映画化権も昨年取得していた。

 『ワンダー 君は太陽』では顔に障害のある少年オギー(ジェイコブ・トレンブレイ)が初めて一般の小学校に通い始めるさまを笑いと涙で描いたドラマだったが、今作はいじめっ子のジュリアンの家族をフィーチャー。ジュリアンのおばあちゃんが過去を彼に物語る形で、第2次世界大戦時、ナチスに占拠されたフランスの村でユダヤ人少女だった彼女がどのように匿われ、一度は彼女とクラスメートたちがのけ者にしていた少年がいかに彼女の救世主にして親友になったかが描かれる。

 ライオンズゲートの代表は「『ワンダー 君は太陽』の優しさと共感、人の内面を見ようというメッセージは、多くの観客に届きました。現在、われわれは今までになく、他者への思いやりを支持する物語を必要としています。R・J・パラシオの『White Bird』はまさにそうしたテーマに基づいたグラフィックノベルなのです」とコメントしている。(編集部・市川遥)