栃木ゆかりの貝の不思議たどる 栃木県立博物館
「貝」と聞くとどのような形や色を思い浮かべるでしょうか?宇都宮市にある県立博物館では、食べられる貝からカタツムリまで、さまざまな貝を集めた企画展が開かれています。
栃木県内では150種類の貝が確認されていて、企画展ではこのうち134種類の標本が展示されています。
渡良瀬遊水地に生息する淡水産のカラスガイは、殻の長さが29センチにもなりますが、陸に住むカタツムリなどは1センチに満たないとても小さいものばかりです。
栃木県で採取され新種として発表されているのは現在9種類で、このうち8種類は日光市内で発見されました。
去年、県内で初めて宇都宮市で見つかったアズキガイは、元々は山梨県より西に生息していた貝です。
現地では数多くのアズキガイが見つかっていますが、他の場所では確認されておらず、どこから来たのかはわかっていません。
企画展ではこのほか、色や形に特徴がある貝や食べられる貝なども展示されています。
企画展「貝ってすてき」は、宇都宮市の県立博物館で12月20日まで開かれています。