バスやタクシーを地域の目に 警察と市町が協定
子どもや高齢者が被害にあう犯罪や事故防止に向けて警察署と管内の市や町が連携する覚書の締結式が14日、小山市内で行われました。
小山警察署管内では、今年に入り子どもへの声かけ事案が前の年に比べて増加傾向にあるほか、特殊詐欺の被害のおよそ8割、交通死亡事故の当事者全てが65歳以上の高齢者です。
新型コロナウイルスの影響で公民館や学校などでの広報活動ができなくなっていることから、小山警察署では小山市と野木町のバスやタクシー事業と連携して地域の安全対策を行っていきます。
市や町と管内の警察署が、こうした協定を結ぶのは県内で初めてです。
覚書には運行中のバスが異常を確認した際に関係機関への連絡をすることや事件・事故防止の広報活動、また事件や事故が発生したときに警察の要請に応じてドライブレコーダーの映像を提供することなど4つの項目が盛り込まれていて、地域の安全に向けた支援を行っていきます。