「10代でいま最も市場価値が高いヤングスターTOP10」

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2020-21シーズンの欧州主要リーグが開幕を迎えた。

ここでは、『Transfermarkt』による10代選手の市場価値ランキングTOP10を見てみよう。

10位タイ:ドミニク・ソボスライ

市場価値:2500万ユーロ(30億円)

レッドブル・ザルツブルク所属/ハンガリー代表/19歳

ハンガリーの復活を担う大型MF。南野拓実もプレーしたザルツブルクで最も期待される若手のひとりに成長した。

マルコ・ロッシ代表監督は「まだ若いが偉大なパーソナリティを持っている。素晴らしいテクニック、優れたゲームビジョン、フィジカルまでね。185cmという長身にもかかわらず、とても速い。完成された選手だ」と絶賛。また、かつてのクリスティアーノ・ロナウドのような必殺フリーキックも習得済みだ。

10位タイ:ガブリエウ・ヴェロン

市場価値:2500万ユーロ(30億円)

パウメイラス所属/ブラジル/18歳

アルゼンチンのレジェンドと同じ名前を持つブラジルの神童。

基本的にはワイドで、10番タイプの特性を持ちつつスピードにもあふれ、サイドから抜くパターンも豊富に持っている。タイプ的にはネイマールに近いだろうか。

ブラジルの至宝を次々に獲得してきたレアル・マドリーが興味を示しているといわれている。

9位:ジュード・ベリンガム

市場価値:2700万ユーロ(33億円)

ドルトムント所属/イングランド/17歳

バーミンガムの下部組織出身の大器。スティーヴン・ジェラードと比較される逸材MFだ。

バーミンガムの史上最年少出場記録と最年少得点記録を更新(16歳38日と16歳63日)。ドルトムントでもデビュー戦でいきなりゴールを決めて、17歳と77日というクラブ最年少得点記録を樹立した。

44試合の出場にもかかわらず、バーミンガムが彼の背番号22を永久欠番にしたことも話題に。

8位:久保建英

市場価値:3000万ユーロ(37.1億円)

ビジャレアル所属/日本代表/19歳

バルセロナのカンテラで育成された日本が誇る天才レフティ。

繊細なボールタッチ、判断の早さやアイデアの豊富さは圧巻だ。レアル・マドリーに引き抜かれると、マジョルカでの1年で評価額は大きく跳ね上がった。

7位:カラム・ハドソン・オドイ

市場価値:3150万ユーロ(39億円)

チェルシー所属/イングランド/19歳

チェルシーが誇る秀英アタッカー。前線で幅広くプレーでき、スピードを生かして裏に飛び出すほか、チャンスメイクでも貢献できる。

若い頃から天才として期待されており、17歳でトップチームにデビュー。イングランド代表にも18歳と135日でデビューし、最年少記録を40年ぶりに塗り替えた。

6位:ブカヨ・サカ

市場価値:3500万ユーロ(43億円)

アーセナル所属/ブラジル/19歳

ガナーズに現れたニュースター。切れ味鋭い左足を持つウィングだが、昨季は左サイドバックとしても起用に応えた。

ミケル・アルテタ監督もその吸収力を評価しており、サイドバックとしてのポテンシャルと評価。ただ、本人は前のポジションのほうが好みのようだ。

ナイジェリアにもルーツがあり、イングランド代表との間で争奪戦になっている。

5位:エドゥアルド・カマヴィンガ

市場価値:3750万ユーロ(46億円)

レンヌ所属/フランス代表/17歳

フランスに現れたニュースター。レンヌでクラブ史上最年少でプロ契約を結び、2020年9月には17歳と9か月という若さでフランス代表にデビューした(同国史上3番目の若さ)。

年齢離れしたバランス感覚と技術をもち、インテリジェンスも兼ね備える。

カゼミロとクロースを掛け合わせた存在として、レアル・マドリーが獲得を狙っており、レアル移籍は規定路線とも言われている。

3位タイ:ロドリゴ

市場価値:4500万ユーロ(55.7億円)

レアル・マドリー所属/ブラジル代表/19歳

レアルが4500万ユーロで引き抜いたブラジルの新たな至宝。

圧巻のスピードをもつウィンガーながら、決定力とパスセンス、年齢離れした落ち着きも兼備する。爆発力はそれほどないものの、安定感は並の若手にはない武器だ。

弱冠11歳の時点でNikeと契約したそうで、これはネイマールの13歳を上回る(ブラジル人?)史上最年少契約だとか。

3位タイ:メイソン・グリーンウッド

市場価値:4500万ユーロ(55.7億円)

マンチェスター・U所属/イングランド代表/18歳

6歳からユナイテッドでプレーしている生え抜きFW。6歳当時、ユナイテッドユースをボコボコにする活躍を見せたことで引き抜かれた。

イングランド人らしからぬ繊細なテクニックを持つほか、左右両足から放つシュートは高い決定力を誇る。スールシャール監督も見てきたなかで最高レベルのフィニッシャーだと絶賛している。

ちなみに、サッカーゲーム好き。

2位:アンス・ファティ

市場価値:5000万ユーロ(61.8億円)

バルセロナ所属/スペイン代表/17歳

バルサのカンテラで久保建英と最強コンビを組んでいたことでも知られる神童。

スピードと突破力だけでなく、相手との駆け引きにも長け、得点センスもある。身長の割にヘディングも得意としており、ポテンシャルは無限大だ。 

弱冠16歳でトップチームに招集されると、バルセロナ史上2番目の若さでデビュー、リーガ史上3番目に若い16歳304日で初ゴールを決めた。

さらに、17歳と311日でスペイン代表史上最年少得点も決めるなど最年少記録を塗り替えまくっている。

1位:アルフォンソ・デイヴィス

市場価値:8000万ユーロ(99億円)

バイエルン所属/カナダ代表/19歳

TikTokを愛する爆速王。リベリア人の両親のもと、ガーナの難民キャンプで生まれ、カナダで育った。

トーマス・ミュラーも驚嘆するほどの速さを持ち、ブンデスリーガ史上最速となる時速36.51kmのトップスピードを記録。

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もとはウィングだったが、左サイドバックにコンバートされて大ブレイクした、

本人は「世界最高の左サイドバックのひとりであるダヴィド・アラバが助けてくれた。そのことにとても感謝している。ウィングから左SBへの移行はとっても簡単だった。バンクーバー(・ホワイトキャップス)時代もプレーしていたからね」と語っている。