ピザの定番「ペパロニ」とは?サラミ・ソーセージ・チョリソーとの違い
スパイシーな風味と塩気が特徴で、ピザの具材としては定番の「ペパロニ」。
とってもおいしいけど、ピザでしか食べたことがないという方や、実際サラミと何が違うの? と思う方が多いのではないかと思います。
実は、製法や使用するスパイス、水分量などではっきりとした違いがあるのです!
■ペパロニって何?
・ペパロニの語源
ペパロニの語源はイタリア語で、「ペペローニ」。ピーマン、唐辛子という意味のことばです。
材料に唐辛子を入れるため、その名前になったのではとされています。
消費量はアメリカがダントツではありますが、イタリア系アメリカ人が最初につくったため語源ははイタリア語なんだそうです。
・ペパロニの味
ペパロニは豚肉か牛肉のひき肉、もしくは両方の合いびき肉が原料で、塩やラード、にんにく、スパイスを練りこみつくられます。パプリカを使用することで赤みがかった色をしており、唐辛子を入れてスパイシーな味付けなのが特徴です。
辛さは控えめなものから、辛みをきかせたものまでさまざまな種類があるようですね。
小さなスーパーではなかなかたくさんの種類を見かけることができませんが、少し高級なデパートや海外製品を多く取り扱うお店などでは置いてあることもありますので、機会があれば探してみてくださいね!
・病みつきになるペパロニの秘密
ソーセージと同じようにひき肉を腸詰したあと、ペパロニは加熱せずに60日〜90日という長い時間をかけて乾燥させ、熟成してつくられています。
そのためうまみがぎゅっと凝縮されていていますし、加熱をしないためスパイスの香りがとんでしまうことなくしっかりと感じることができます。ここがペパロニの病みつきのポイントといえそうですね!
塩味とうまみが強いことから、ピザのトッピングにはもってこいです。
お酒の好きな方であればワインなどのおつまみにもピッタリですのでおすすめですよ!
■ペパロニとサラミ・ソーセージ・チョリソーの違い
どれも似たようなものに思われるかもしれませんが、それぞれの違いは明確です。
詳しくみていきましょう。
・サラミ
「サラミ」は「豚肉か牛肉のひき肉、もしくは両方の合いびき肉が原料のドライソーセージ」とされており、サラミ・ペパロニともに「ドライソーセージ」に分類されるのです。
製法には違いがなく、二つの違いは香辛料が入っているかどうかという点だけになります。
サラミにスパイシーで辛みがはいっているものがペパロニということですね。
日本ではJASの規格により、ソーセージのなかで水分が35%以下のものがドライソーセージと定められています。
ちなみに水分が35%以上で55%以下のものはセミドライソーセージとよばれ、カルパスがここに分類されます。
・ソーセージ
ではソーセージとは何か。
ドライソーセージは加熱せずにその名のとおり乾燥させて作るのに対して、ソーセージは茹でたり燻してつくります。加熱するかしないかが大きな製法の違いということになります。
ソーセージの種類には、ボロニアソーセージ、ウインナーソーセージなどがあり、肉の種類や加工の仕方に関係なく腸詰されたものはすべて「ソーセージ」とされています。
腸詰に使われる腸は牛や羊、豚などなんでもOKなのだそうです!
・チョリソー
上記のことから、チョリソーはソーセージに分類されますが、「細かく刻んだ豚肉」を使っていることが違いになります。ポイントは、ひき肉ではないこと、主に豚肉が使用されていることですね。
また、チョリソーが辛い物というイメージが強いですが、実は本場のスペイン産のチョリソーは辛くはなく、赤いのはパプリカの色なのです。
スペインからメキシコに渡り、そこで辛みがプラスされたものが日本に入ってきたのだと言われています。
どれも身近で、今までなんとなく口にしていたものばかりですが、それぞれの違いがわかるともっと楽しく食べられるような気がしますよね。 思わず人に教えたくなる知識ですし、覚えていて損はないと思います!
■ペパロニの食べ方
ペパロニのことが詳しくわかってきたところで、あとはおいしく食べる方法がわかればカンペキですね。
おすすめアレンジをご紹介します!
・ピザのトッピング
ペパロニといえば、こちらはもう大定番ですよね。
最近はおうちでピザも手軽に作ることができますし、手作りするとお好みの生地の厚さにできるのがいいところ。薄く延ばしてクリスピー生地、厚めにして食べごたえのあるパン生地など、ご家族の好みに合わせてつくってみるのもいいですね。
市販の焼くだけのピザを買ってきて、スライスしたペパロニをのせ、追加でチーズをのせれば立派なお店のようなピザを味わうことができます!
ただし、唐辛子などの辛みも入っていますので、小さなお子さまがいらっしゃる場合には注意してくださいね。
・アイディア次第でアレンジ自在!
ペパロニを購入する際には、サラミと同じようにスライスされたものや筒状のままのものがありますので、用途に合わせて選べるのも嬉しいですね。
薄くスライスしたものをサラダの仕上げにのせれば彩りもよく、ほどよい塩分が生野菜とも相性がいいですし、細かく刻んでオムレツにいれてもよく合いますよ!
なかでもイチオシのアレンジは「ペパロニ入りスパイシーポテトサラダ」です。
簡単に手順をご紹介しますね。
あえて玉ねぎやにんじんなどのほかの野菜は入れず、材料はすごくシンプルですが、ペパロニのスパイシーさと塩気がいいアクセントになり大人のポテトサラダになります。
お好みでさらにブラックペッパーを追加すると、お酒のおつまみとしてもバッチリです!
・生でも食べられる?
ご紹介したポテトサラダのアレンジにもあるように、ペパロニは生でも食べることができます。
サラミ・ペパロニが分類されるドライソーセージは、加熱処理がされていないため心配な方もいるかもしれませんが、これらは「乾燥食肉製品」と呼ばれており、しっかり乾燥させているので生でもOK!
そのまま薄くスライスして、お好きなチーズと一緒に食べるだけで、手間をかけずに上質なおつまみのできあがありです。
おうちで軽く一杯飲むときにこれがあれば、なんだか優雅な晩酌ができそうですね。
■スパイシーで大人の味!豊富なアレンジでペパロニを楽しもう
サラミやソーセージ、チョリソーとの違いなどを紹介してきましたが、ピザの具材としてだけではないペパロニも知っていただけたのではないでしょうか?
手間ひまかけてつくられたペパロニは、うまみが凝縮されているのでそのままでも調理してもおいしい魅力的な食材ですよね!
おいしいペパロニは通販でもかなりの種類が揃っていますので、興味がわいた方はぜひお取り寄せしてみるのもいいのではないでしょうか。
(AYA)
とってもおいしいけど、ピザでしか食べたことがないという方や、実際サラミと何が違うの? と思う方が多いのではないかと思います。
実は、製法や使用するスパイス、水分量などではっきりとした違いがあるのです!
©https://www.photo-ac.com/
■ペパロニって何?
・ペパロニの語源
ペパロニの語源はイタリア語で、「ペペローニ」。ピーマン、唐辛子という意味のことばです。
材料に唐辛子を入れるため、その名前になったのではとされています。
消費量はアメリカがダントツではありますが、イタリア系アメリカ人が最初につくったため語源ははイタリア語なんだそうです。
©https://www.photo-ac.com/
ペパロニは豚肉か牛肉のひき肉、もしくは両方の合いびき肉が原料で、塩やラード、にんにく、スパイスを練りこみつくられます。パプリカを使用することで赤みがかった色をしており、唐辛子を入れてスパイシーな味付けなのが特徴です。
辛さは控えめなものから、辛みをきかせたものまでさまざまな種類があるようですね。
小さなスーパーではなかなかたくさんの種類を見かけることができませんが、少し高級なデパートや海外製品を多く取り扱うお店などでは置いてあることもありますので、機会があれば探してみてくださいね!
・病みつきになるペパロニの秘密
©https://www.photo-ac.com/
ソーセージと同じようにひき肉を腸詰したあと、ペパロニは加熱せずに60日〜90日という長い時間をかけて乾燥させ、熟成してつくられています。
そのためうまみがぎゅっと凝縮されていていますし、加熱をしないためスパイスの香りがとんでしまうことなくしっかりと感じることができます。ここがペパロニの病みつきのポイントといえそうですね!
塩味とうまみが強いことから、ピザのトッピングにはもってこいです。
お酒の好きな方であればワインなどのおつまみにもピッタリですのでおすすめですよ!
■ペパロニとサラミ・ソーセージ・チョリソーの違い
どれも似たようなものに思われるかもしれませんが、それぞれの違いは明確です。
詳しくみていきましょう。
©https://www.photo-ac.com/
・サラミ
「サラミ」は「豚肉か牛肉のひき肉、もしくは両方の合いびき肉が原料のドライソーセージ」とされており、サラミ・ペパロニともに「ドライソーセージ」に分類されるのです。
製法には違いがなく、二つの違いは香辛料が入っているかどうかという点だけになります。
サラミにスパイシーで辛みがはいっているものがペパロニということですね。
日本ではJASの規格により、ソーセージのなかで水分が35%以下のものがドライソーセージと定められています。
ちなみに水分が35%以上で55%以下のものはセミドライソーセージとよばれ、カルパスがここに分類されます。
・ソーセージ
©https://www.photo-ac.com/
ではソーセージとは何か。
ドライソーセージは加熱せずにその名のとおり乾燥させて作るのに対して、ソーセージは茹でたり燻してつくります。加熱するかしないかが大きな製法の違いということになります。
ソーセージの種類には、ボロニアソーセージ、ウインナーソーセージなどがあり、肉の種類や加工の仕方に関係なく腸詰されたものはすべて「ソーセージ」とされています。
腸詰に使われる腸は牛や羊、豚などなんでもOKなのだそうです!
・チョリソー
上記のことから、チョリソーはソーセージに分類されますが、「細かく刻んだ豚肉」を使っていることが違いになります。ポイントは、ひき肉ではないこと、主に豚肉が使用されていることですね。
また、チョリソーが辛い物というイメージが強いですが、実は本場のスペイン産のチョリソーは辛くはなく、赤いのはパプリカの色なのです。
スペインからメキシコに渡り、そこで辛みがプラスされたものが日本に入ってきたのだと言われています。
どれも身近で、今までなんとなく口にしていたものばかりですが、それぞれの違いがわかるともっと楽しく食べられるような気がしますよね。 思わず人に教えたくなる知識ですし、覚えていて損はないと思います!
■ペパロニの食べ方
ペパロニのことが詳しくわかってきたところで、あとはおいしく食べる方法がわかればカンペキですね。
おすすめアレンジをご紹介します!
©https://www.photo-ac.com/
・ピザのトッピング
ペパロニといえば、こちらはもう大定番ですよね。
最近はおうちでピザも手軽に作ることができますし、手作りするとお好みの生地の厚さにできるのがいいところ。薄く延ばしてクリスピー生地、厚めにして食べごたえのあるパン生地など、ご家族の好みに合わせてつくってみるのもいいですね。
市販の焼くだけのピザを買ってきて、スライスしたペパロニをのせ、追加でチーズをのせれば立派なお店のようなピザを味わうことができます!
ただし、唐辛子などの辛みも入っていますので、小さなお子さまがいらっしゃる場合には注意してくださいね。
・アイディア次第でアレンジ自在!
©https://www.photo-ac.com/
ペパロニを購入する際には、サラミと同じようにスライスされたものや筒状のままのものがありますので、用途に合わせて選べるのも嬉しいですね。
薄くスライスしたものをサラダの仕上げにのせれば彩りもよく、ほどよい塩分が生野菜とも相性がいいですし、細かく刻んでオムレツにいれてもよく合いますよ!
なかでもイチオシのアレンジは「ペパロニ入りスパイシーポテトサラダ」です。
簡単に手順をご紹介しますね。
茹でたジャガイモを潰す(レンジでチンすれば時短になります!)
塩コショウ・コンソメ・お好みでマヨネーズを入れ味をととのえ、よく混ぜる(マヨネーズはパラパラにならない用に入れる程度なので、少量でOKです)
刻んだペパロニをいれ、ブラックペッパーを多めにふりかけ混ぜる(あれば粗びきのものがおすすめです!)
塩コショウ・コンソメ・お好みでマヨネーズを入れ味をととのえ、よく混ぜる(マヨネーズはパラパラにならない用に入れる程度なので、少量でOKです)
刻んだペパロニをいれ、ブラックペッパーを多めにふりかけ混ぜる(あれば粗びきのものがおすすめです!)
あえて玉ねぎやにんじんなどのほかの野菜は入れず、材料はすごくシンプルですが、ペパロニのスパイシーさと塩気がいいアクセントになり大人のポテトサラダになります。
お好みでさらにブラックペッパーを追加すると、お酒のおつまみとしてもバッチリです!
・生でも食べられる?
©https://www.photo-ac.com/
ご紹介したポテトサラダのアレンジにもあるように、ペパロニは生でも食べることができます。
サラミ・ペパロニが分類されるドライソーセージは、加熱処理がされていないため心配な方もいるかもしれませんが、これらは「乾燥食肉製品」と呼ばれており、しっかり乾燥させているので生でもOK!
そのまま薄くスライスして、お好きなチーズと一緒に食べるだけで、手間をかけずに上質なおつまみのできあがありです。
おうちで軽く一杯飲むときにこれがあれば、なんだか優雅な晩酌ができそうですね。
■スパイシーで大人の味!豊富なアレンジでペパロニを楽しもう
©https://www.photo-ac.com/
サラミやソーセージ、チョリソーとの違いなどを紹介してきましたが、ピザの具材としてだけではないペパロニも知っていただけたのではないでしょうか?
手間ひまかけてつくられたペパロニは、うまみが凝縮されているのでそのままでも調理してもおいしい魅力的な食材ですよね!
おいしいペパロニは通販でもかなりの種類が揃っていますので、興味がわいた方はぜひお取り寄せしてみるのもいいのではないでしょうか。
(AYA)