PayPayが4月1日に開始した「全国の有名飲食チェーンが対象!春のグルメまつりキャンペーン」。実はテイクアウト&デリバリーを提供する対象店舗は多い

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 4月1日にスマートフォン決済サービス「PayPay」が「全国の有名飲食チェーンが対象!春のグルメまつりキャンペーン」を開始した。20%(Yahoo!プレミアム会員は25%)の高還元で、節約のためにぜひ利用したいところだが、新型コロナウイルス禍で外食は控えているという人も多いだろう。そこで狙いたいのが、テイクアウト&デリバリーサービスを提供している飲食店だ。

 このキャンペーンは2月に実施した「全国6,500店舗以上の有名飲食チェーンで『40%戻ってくる』キャンペーン」の第2弾。対象店舗は前回の約2倍となる1万店舗以上で、より使いやすいものになっている。対象店舗をみてみると、牛丼チェーンや弁当チェーン、寿司チェーン、ファミレスなどが大半で、テイクアウト&デリバリーの選択肢がある店舗は非常に多い。

 また、店舗側にもテイクアウト&デリバリーを推奨する動きがある。例えば、吉野家は4月1日11時〜22日20時まで「テイクアウトの牛丼・牛皿全品15%オフ」のキャンペーンを実施中。380円の牛丼並盛であれば、吉野家の15%オフ+PayPayの20%還元で100円以上もお得になるのだ。

 休校で自宅待機になっている子どもの昼食や夕食の負担軽減に貢献している対象店舗もある。オリジン弁当は3月13日から中学生以下の子どもを対象に弁当の100円引きを開始。3月31日までの予定だったが、期間を延長して4月も実施している。

 状況に臨機応変に合わせて、テイクアウトメニューの充実も図られている。4月からPayPayを使えるようになったはま寿司は、テイクアウト需要の高まりを受けて税込500円の丼ぶり4種の販売を開始。なか卯は10〜17時で提供しているお得なランチセットを持ち帰りできるようにした。

 新型コロナによる非常事態は、当分は続き各家庭の経済的・精神的負担が積もってくることが予想される。少しでも楽をするためにもキャッシュレス決済のキャンペーンや飲食店の施策などはうまく活用するに越したことはない。政府の支援策にも期待したいところだが、まずはいますぐに使える民間企業の応援施策をチェックすることを薦めたい。(BCN・大蔵大輔)